釣りをはじめたきっかけは何ですか?
釣り人の皆様に“釣りを始めたきっかけ”を問う今回のアンケート。
ご協力いただいた約2369件の回答を集計した結果、「家族」が37.3%を占め、最も多い結果となりました。次いで、「友人」が1位に迫る勢いの31.4%を占めています。
では具体的に、どんなきっかけがあって釣りをはじめたのでしょうか? 特に印象的だったエピソードをご紹介します!
私が釣りを始めた理由
僕の夏休み
祖父の自転車の荷台に乗って、釣りに行ったことがきっかけです。
幼少から父方の実家に夏休みを利用して遊びに行った時に、横に渓流があり、伯父や、従兄に連れて行かれ、アマゴ、ノメッチョ、アカブト、などをよく釣ったのがきっかけ。
夏休みに出掛けた、お爺ちゃんとお婆ちゃんの家。自転車の荷台で揺られながらワクワクしていた回答者さんの気持ちが伝わってきます。ご家族で出掛けた渓流での楽しい思い出は、いつまでも特別な物ですよね。
悔しくて悔しくて
親父に釣りに連れてってもらったときのこと。
フカセ釣りに大物が掛かったのに、魚とのやりとりの仕方が分からなくて糸がラインブレイク。それだけでも悔しかった。
そして数分後、お隣のおじさんが真鯛を釣り上げ、その真鯛を見ると、なんと僕の仕掛けが掛かっている!
その真鯛は50cmオーバークラスだったので釣り上げれなかったことが尚更悔しくて悔しくて。
今度は釣り上げれるように上手くなろうとして頑張った結果、地域でも有名な釣キチになっちゃいました(笑)
釣り上げられていたかもしれない大物を逃してしまった悔しさ。釣り人の皆さんも、そんな経験がある方は少なくないのでは……。そんな悔しさを経験すればするだけ、釣りへの情熱は燃え上がるものかもしれません。
ゴリ押しからのドハマり
小学生の頃に数回親に連れられて釣りをしたのみで、その時は全く釣れず、釣りってつまらないという印象のまま大人になった。
釣りの誘いをつまらないからとずっと断り続けていたが、先輩にどうしてもと誘われて嫌々安いセットタックルを購入。
釣りに行ったが釣れず、やっぱりな・・・と思っただけで終わったが、その先輩が頑固な人で釣らせるまで誘いを止めないと言われ、毎回付いていくハメに。
よくわからないまましばらく続けていたが、ある日家の前の川でも釣れると言われ、試しにやってみたらハゼが面白いように釣れ、いつの間にか一束越え。そこからドハマりしてます。
季節や釣り場によっては、なかなか釣れない魚もいます。しかし、釣れたときの喜びを知ると、また追い求めてしまうのが釣り人の性でしょう。釣りは、魚を食べるところまで楽しめる本当に素敵なアクティビティです。
家族の顔が忘れられない
マメイカが釣れていると聞き、にわかセットで行って見たら釣れて、家族で美味しいイカを味わえた。その時の家族の顔が忘れられなく、はまってしまっています
手軽に釣りを楽しめるターゲットが多いのも、釣りの良さのひとつですよね。スーパーで買った食材ではなく、自分で釣った魚介類で作る料理は格別な美味しさがあります。そこに喜んでくれる人がいれば尚更です。
秘密の特訓をするも
釣り好きな友人とバス釣りに行く約束をし、その友人を驚かせようとこっそり3本ほどバス釣り番組を観てからの釣行。
思惑通り、先に初心者の僕の竿にバイトあり。大興奮の僕は釣り上げ方をわかっておらず、そのままバラしてしまう。
その後友人に3尾釣られ、3-0で負け。悔しくて堪らなかった僕は隠れて練習してる間に友人よりもハマっていました。
釣り仲間がいると、その仲間を驚かせたいという気持ちが生まれ、釣りにのめり込んでしまいますよね。仲間の釣果に刺激を受けながら、釣り方を研究・試行錯誤して釣果に繋げていくアングラーも少なくないでしょう。
お金かからず出来ると思ってたら
自分の住んでる場所が田舎すぎてやることなくて、友達と金かからないからやるか言って始めたのがきっかけです。 今じゃ金掛けまくりです笑
釣りは道具さえあれば、釣り券やエサなどにかける出費だけで何度でも釣りを楽しむことができます。しかし、魅力的な竿やリール、ルアーなどがどんどんリリースされていき、我々の物欲を刺激して止みません。
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狩猟本能が目覚めた日
3才頃に連れてかれた岸壁で見た子アジの群を見て無性に捕まえたくなり、どうやったら捕まえられるか考えていたら釣りに至った。以来52年釣ってます。
3歳児の幼い目にアジの群れは強烈に映ったはずです。成長していくにつれて魚や釣りのことを知り、夢中になっていったのですね。子供の頃の欲求は忘れたようでも、記憶の隅に根付くものかもしれません。
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父と海で食べたカップ麺
幼い頃はインスタント食品をあまり食べる機会が少なく、父親と海で食べるカップ麺が大好きだった。
いつの間にかカップ麺より釣りにどっぷり浸かっている自分がいました。
釣り場で食べるカップラーメンは格別な美味しさがあります。普段カップ麺を食べる機会がなかった回答者さんにとって、よりスペシャルな食事だったに違いありません。しかし気付けば、釣りがメインに。
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リハビリ目的のハズが……
兄の趣味が魚釣りで、その兄が脳血管障害を患い九死に一生を得て、退院後にリハビリ目的で魚釣りに付いて行った時に、初心者の私がスピンテールでヒラメ・マゴチが釣れた為……。
誰かに誘われたり、付き添いで釣りへ行く機会があったり。思いがけず釣りの楽しさを知ることになったという人は多いでしょう。釣りの楽しさを一度知ってしまえば、後はのめり込んでいくだけですね。
ミラクルジム
本格的に始めるようになったのは、当時おはスタ内で放送されてたミラクルジムのキャスティングコーナーとグランダー武蔵の影響です.
村田基さん扮するミラクルジム。一昔前は、今よりも多くの釣り番組がTVで放送されていましたよね。以前は釣りに興味がなかった人でも、TVや漫画、アニメなど釣りの魅力に触れる機会が多かったかもしれません。
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アマゴの美しさに魅せられて
子供の頃に親の知人に連れていってもらったのがきっかけ。最初に渓流釣りとハードルが高い釣りであったが、運良く1匹のアマゴを釣る事ができた。
その魚体の綺麗さに子供ながら自然の素晴らしさを感じていたに違いない。今だに大好きな魚である。
引きを楽しんだり調理して味わったり、釣りの楽しみ方は様々です。そして釣り対象魚の中には見た目の美しい魚も数多く存在し、そういった魚と出会える楽しみもあるでしょう。自然の美しさを身近に感じる瞬間です。
スパルタ教育
一番古い釣りの思い出は、ヘラブラ釣りに行く前日に一から仕掛けを父から合格が出るまで永遠と作らされたこと。。
釣りのスパルタ教育を受けて育ったという釣り人もいるようです。少年や少女は釣りを通じて、はじめは出来ないことも、努力をすれば達成できるということを学ぶのかもしれません。
釣りクラブ
通っていた小学校が海に面しており、釣りクラブに入ったから。5限目が週一で釣りがあり、昼休みに当番で餌を買いに行った。良い思い出です。
身近に「釣り」があったという人も。授業の一環として釣りを体験できるのは素敵ですね!釣りクラブの仲間たちと行く放課後の釣りも、日常の中にある楽しい時間だったに違いありません。
父子家庭だった私。
父子家庭だった私。
親父の仕事場の裏に池があり、仕事が終わるまで毎日フナ釣りをしていました。
親父との思い出は釣りと言えます。
私も今では31歳、3人の子供達に恵まれました。
釣りを通して子供達と触れ合う、親父が私にしてくれたように。
そんな事を思いながら子供達の将来を楽しみにしています。
仕事で忙しかったお父さんとの絆を深めてくれた、釣りのエピソードです。幾つになっても特別な体験をさせてくれる釣り。回答者さんのお子さん達も、今まさに素敵な思い出を重ねているに違いありません。
釣り人の数だけドラマがある
釣りの楽しさを広めるために実施した今回のアンケート。釣り好きを自覚している筆者でしたが、皆様から頂いた回答を拝見して、改めて釣りの素晴らしさを教わりました。
釣り人の数だけドラマがあり、それが釣りを更に魅力的なものにしているのかもしれません。
沢山のご協力、誠にありがとうございました!