EXILE・橘ケンチ 「日本酒を通して人との出会いを楽しんでいる」

東京・渋谷で21日、昨年7月の西日本豪雨の被災地域復興を目的とした『未来の日本酒プロジェクト』の事業発表会が開催されEXILE及びEXILE THE SECONDの橘ケンチ、賀茂泉酒造の前垣壽男氏、丸本酒造の丸本仁一郎氏、ディスカバー・ジャパン統括編集長の高橋俊宏氏が出席した。

橘は、ライフワークとしている“日本酒”で、日本全国の酒蔵巡りを始めメディアを通じてその魅力を発信、昨年9月には13代酒サムライに就任、12月に新政酒造との「亜麻猫橘」プロジェクトに参画するなど造詣を深めている、この『未来の日本酒プロジェクト』では、プロデューサーとして酒蔵2蔵の販路開拓、ブランディングに向けたプロデュース支援を行うという。

和服姿で登壇した橘はプロデューサーに就任した気持ちを聞かれ「大きなプロジェクトだと思いますし光栄に思っております、自分に何が出来るか模索してる最中ではあるんですけど、日本酒って不思議な力があると思っていて、人と人を結び付けたり、さまざまなドラマが日本酒を介してうまれていく経験をしている、そういった魅力を存分に伝えたいと思っています、エンターテインメントとお酒というマッチングも興味があり、僕にしかできないプロデュースの仕方をしていけたら」とたくさんの意気込みを語った。

ディスカバー・ジャパンの高橋氏は橘がプロデューサーに就任したことについて「ケンチさんの発信力を最大限に活かさせてもらえたらな」と述べ「やっぱり若い女性の方は当然なんですけど、ファンの方々からの日本酒の魅力の気づきがすごくて、今回のプロジェクトで若い方、女性の方に『日本酒って美味しいな』とか気づいてもらいたい、また日本酒と言えば岡山、広島ということをたくさんの方に知ってもらうきっかけになる為にケンチさんのお力をお借りしたいと思っています」と橘プロデュースの可能性について述べた。

橘は、プロデュースする二つの酒蔵の日本酒の味について「賀茂泉さんは純米酒にいち早く切り替えられてその姿勢も素晴らしいですね、もちろん味も広島のお酒ってこういうお酒だなってイメージが強いです。竹林さんにいたっては、ちょっと個性的なイメージがありました、それも田んぼを独自にやられていて、本当にその土地の風土が活きているからなのかもしれないですけど、飲んでいると、どんどん取り憑かれていくイメージがあります」と感想を述べた。

また橘は日本酒にハマったきっかけについて「知り合いの方に日本酒バーに連れて行っていただき、ちょうどその頃LDHが世界展開をはじめ、僕はLDHアジアの担当になったんですけど、世界各地に行く機会が多くて、行く度に思うことは『自分はまだまだ日本を知らないな』と痛感する機会が多くて、そういうことも背景にあり、日本酒を通して日本各地隅々まで行くことができたら、いろんな出会いにつながっていって、将来的に自分の武器になるんじゃないかなと思いまして……何よりも二年半ぐらいそういう活動をずっとしてきて、のめり込んでいる自分がいる、今は心の底から日本酒を通して日本各地の人と出会うことを楽しませてもらっている」と明かした。

最後に橘は「日本酒を応援する立場として、ただ単に日本酒という製品をお届けするというよりは、僕らもエンターテインメントに携わる人間として、背後にいる人だったり、ストーリーが共に世の中に出ていくのが一番心に届くなと思っている。僕と出会わせてもらった素敵な方々の人間性も共にのせていけるような仕組みを考えていけたらな、それが長い間人の心に残っていくお酒になって、広島、岡山そして日本全国の日本酒が好きな人が盛り上がるんじゃないかな!そんな方法をこれから考える」とプロジェクトの展開について語り締めくくった。(ジェイタメ編集部)

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