『ルアーマガジン』誌がお送りしている、人気アングラーによる釣り場の実釣速報や独自連載が満載な『ルアーマガジンmobile』。有料課金サイトならではの「リアル」な姿が見えてくる連載陣から、金森隆志さんの『週刊カナモリタカシJUKE BOX』の人気記事を抜粋してご紹介。このコーナーは、金森さんが週一でユーザーから寄せられた質問に答えていく! というもの。金森さんの釣りに対する考えだけでなく、基本的なテクニックなどへの理解が深まるということで大人気連載中です。
■アングラー
金森隆志(かなもり・たかし)
陸っぱりアングラーから絶大な支持を受けるレイドジャパンの総帥であり、言わずと知れた岸釣り王。また、岸だけにとどまらず、2016年に行われた艇王チャンピオンカーニバルで艇王史上に残る逆転満塁ホームランを決めるなど艇でも湖上での活躍もめざましい。
ちなみに『週刊カナモリタカシJUKE BOX』の名回答が単行本になりました!
Amazonで「釣り」ジャンルNo.1ベストセラーの好発進。単なる回答集ではなく、バス釣りへの理解をより深められるような本として、丁寧にまとめ直してあります。好評につき第2弾も準備中。こちらは3月11日発売予定ですので、お楽しみに。
【おかげさまで大人気!】カナモ単行本・発売記念チラ見せ企画【金森隆志の岸釣りQ&A50】 - ルアマガ+|内外出版社
ユーザーからの質問!
それでは、ユーザーからの質問にいってみましょう。
【質問】
いつも毎週楽しみに見ています。そこで質問なんですが、『BIG SHOT6』で「シュンテキを使っていて解説の時に2.7gまで」と言ってましたが、「3.5gとか5gとかのシンカーを使うことはNGなのでしょうか?」あと、シンカーを2.7gにするメリットなどがあれば教えてください。
金森隆志さんの回答!
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おはようございます、こんにちは、こんばんは。いろいろな状況で読んでいただいてありがとうございます。さて今回は、祝単行本発売記念!ってことで、『BIG SHOT6』に関するこんな質問を先取りでお答えします。ハイ鋭い! DVDと単行本なのでほぼ関係ないですよね(笑)。
ハイ、ちなみにDVD最新巻は『BIG SHOT7』です。もちろん単行本もよろしくお願いします(笑)。
カナモさんの新刊DVD『BIG SHOT7』も!
金森隆志『BIGSHOT7』2/8発売! 大阪ショーでも少量限定発売! スペサルなオマケもあるよ! - ルアマガ+|内外出版社
本当にシュンテキは2.7gまでなの?
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まぁそれはおいといて、細かく見てくれているところ、そして、本当に2.7gまでなのか?という着眼点はグッドです。
僕の言葉足らずの部分もありますが、この質問に対しては「一般的にオカッパリでアプローチする景色」と、「そもそもシュンテキとはなんなのか」ということが重要になります。
どういうシチュエーションで使うのか
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言ってしまえばシュンテキとはいわゆるライトテキサスのことで、なかでもペグ止めをしない、フリーのライトテキサスのことを指します。
ペグなしが大前提で、セットするワームは抵抗のかからないストレートが推奨。
このリグが生きてくる場所ですが、基本的には凹凸の激しいスポットになります。
具体的にはどこかというと、分かりやすい例としてはリップラップ。
根がかりしやすくてゴツゴツしていますよね。
あるいは急激なブレイク、ゴロタのこぼれ、橋脚など。
凹凸となると枝系もとなりそうですが、枝はおすすめできません。
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そんな起伏に対してメタルジグをシャクるようにパン!パン!とアクションさせて止めてフォールを繰り返します。
アクションとしては単調でイージーです。
シュンテキで2.7gを使う理由
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そこで2.7gですが、僕の口癖みたいなもので(笑)、ついつい言ってしまうんですが、その理由としては、オカッパリで攻めるシチュエーションの水深を考えると2.7gだよね、ということです。
景色というのはそういうこと。
そこであまり重くしすぎると、リグのいいところが消されてしまします。
凹凸の隙間に入っても、パンパンとシャクることでピョンとダートしながら出てくるところがメリットで、だから瞬間移動するテキサスでシュンテキなんですが、それが演出しにくくなる。
単純に根がかりやすくなるということで、基本は軽め。
でも軽くしすぎると動きの切れが弱くなったり隙間に入らなかったりするので、ざっくりと2.7gまでということです。
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なので、やや特殊なシチュエーション、足元から急にドーンと深くなったりする場合。カスミなどや大きな河川、リザーバーではあったりしますが、そうなると3.5g、5g、ときには7gというように、水深に対してウエイトを上げていくことはもちろんありです。
ただ、シチュエーションによって変わりますので絶対ではないすが、言葉を補足するとこうなります。
水深3メートルまでは2.7g。
水深3メートルから5メートルまでは3.5g。
水深5メートルから7メートルまでは5g。
それ以上深ければ7g。
と、アバウトでもいいので覚えておくと便利かなと。
要は根がかりせずにボトムからきれいに跳ね上がることが基準になりますので、参考にしてみてください。
ってことでKeep it 現場! また来週!
3月のルアーマガジンmobileは新連載がスタート!
3月のルアーマガジンmobileでは、バスフィールド情報河口湖担当に新たな達人が登場! 足立さんからのバトンを引き継いだのは、なんとJBトップ50の若き彗星がモバイル降臨!
その名も、"藤田京弥"!!
■藤田京弥(ふじた・きょうや)
日本バスフィッシングトーナメントの最高峰JBトップ50への昇格からわずか3戦目にして初優勝という、異例の快挙を成し遂げた1996年生まれの若き彗星! サイトフィッシングを得意とし、ルーキーながらにすでに次世代筆頭の呼び名が高い。山梨県河口湖をホームフィールドとして活躍の場を広げる。
齢若干22歳だが、その実力はすでに業界周知の折り紙つき。参戦初年度のJBトップカテゴリーで旋風を巻き起こして一躍時の人となったことは記憶に新しい。
藤田「フィールドガイドの新連載が始まり、素直に嬉しいっすね。ワクワクしています。JBの試合とかで現場を見られないこともあると思いますが、河口湖は自分の庭のように知り尽くしているのでお任せください。僕の理論に基づいたシーズナルのお話なんかもできればと思っているので、みなさん楽しみにしていてくださいね! ちなみに、連載タイトルはまだ考え中です(笑)」
ジャッカルの新ブランド『リボルテージ』プロスタッフ、そしてDAIWAプロスタッフとして活躍の場を広げ、今後ますます目が離せなくなる若手際注目株の動向を、この新連載から見届けてほしい!
その名のとおり、実売部数ナンバーワンの釣り雑誌『ルアーマガジン』のモバイル版。
とはいえ、雑誌の企画を流用、そのままモバイルに落とし込んだわけではありません。ルアマガ本誌がじっくりとチェックする参考書なら、ルアマガモバイルはいわば毎日使う教科書。
あの湖では“今”、どんな場所でどんなルアーが釣れているのか? 月に一度発売される雑誌にはたくさんの情報を掲載することはできますが、残念ながらまさにこの“今”の部分をお伝えすることができません。
インターネットの速報性を最大限に活かすことで、バスを釣るためにまさに“今”必要な情報を配信することがルアーマガジンmobileの使命であり、それこそが月刊誌とは明らかに異なる点なのです。
■月額:324円(お支払い方法は携帯各キャリア課金または楽天ペイ)