【今週の「たべごころ」】定番家庭料理コウJr.を魅了した? 給食のクリームシチュー

RKB毎日放送で放送中の「たべごころ」(土曜午後5:00)。料理研究家のコウケンテツさんが毎回、旬の食材を生かしたメニューを提案し、そのレシピを実演している。VTRでは郷土の食文化やこだわりの産地、バリエーション豊かな店などを紹介し、視聴者を飽きさせない。アシスタントは三好ジェームスアナウンサー。男同士のゆるい“天然トーク”と、そこへ絶妙に割って入る田畑竜介アナのナレーションがスパイスとなって番組を盛り上げている。

2月23日の放送は「定番家庭料理」をテーマにクリームシチューを作る。それも、多くの方が子どものころに食べたであろう、懐かしい給食の味を意識。前週に放送400回を迎え、あらためて初心にかえったコウさんが、気持ちも新たに、今度は小学生時代を思い出して…、ということばかりではないらしい。

実はコウさんのご子息の好物がクリームシチュー。しかも、コウさんが作ったものではなく、給食で食べてから好物になったという。「余分なものを入れず、味がとんがり過ぎず、多くの子どもたちが食べられるように工夫されているのが給食、というわけでした」とコウさんは分析。三好アナも「それぞれの食材が主張し過ぎないというわけですね」と同意していた。

材料は鶏肉、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、マッシュルーム。生クリームを使わず、牛乳だからこそ出せるおいしさにこだわる。また、ルー用とは別に食材を炒める用途で、二つの鍋を使うこともポイント。牛乳を加える回数も大切なようだ。「これを大量に作るとなると、手間がかかるでしょうね」とコウさん。学校給食の調理場を見学したことがあり、調理員の方々の苦労に思いをはせていた。

煮込む間、2人のトークに花が咲く。「ありがたいことに、最近はよく声を掛けてもらいますが、ほとんどが50代の男性で…」とコウさん。「そんなに若い女性にモテたいんですか?」と三好アナが返すと、コウさんは「当たり前じゃないか!」と即答し、スタジオに笑いが広がった。収録現場ではほかに、牛乳が飲めなかった三好アナの少年時代の話や、コウさんが三好アナの実家を訪れようと計画していることなどが語られていたが、放送ではいかに。

試食後は、こだわりの食材を紹介する「とっておき」のコーナーへ。熊本県の食品メーカーが製造・販売する干し野菜を取り上げる。

なお、番組公式サイトでは、前回放送のレシピも公開中。

© 株式会社東京ニュース通信社