楽しいよ! キャンパスライフ

 長崎県内の大学生らがキャンパスライフの魅力について中高生にプレゼンをするイベント「出張!オープンキャンパス」が23日、長崎市内であった。

 若者の流出が長崎県の課題となる中、地元進学を促そうと長崎県内11大学・短大・高専の学生でつくる「大学コンソーシアム長崎学生企画運営協議会」が主催。委員長で長崎大教育学部2年の大平茜さん(20)は「自分が高校生の頃、進学後にどんな生活を送るのか分からず不安もあった。彼らに近い目線で今を伝え、将来のビジョンを描きやすくしてあげたい」と話した。

 中高生側は約100人(保護者含む)、学生側は約50人(大学関係者ら含む)が参加した。学生は学校自慢や普段の暮らしを紹介。質問に「海外に短期留学すると考え方が変わるよ」「うちのサークルは上下関係が厳しくないから楽しいの」などと答えていた。

 受験勉強のアドバイスを受けた長崎県立西陵高2年の大久保夢菜さん(16)は「大学にいって自立したい、という気持ちがもっと強くなった」と笑顔を見せた。

 24日は午後1時から佐世保市保立町の市総合教育センターで開く。

中高生にキャンパスライフの魅力を伝える学生(中央)=長崎市魚の町、市民会館

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