4月1日スタートのNHK連続テレビ小説「なつぞら」（月～土曜午前8：00）の主題歌が、スピッツの新曲「優しいあの子」に決まった。ボーカル・ギターの草野マサムネは「記念すべき『朝ドラ』100作目、大好きだった『おしん』や『あまちゃん』のようにインストがいいのではとも考えましたが、今回は歌ありです。タイトルが『なつぞら』なのに詞がかなり冬っぽい仕上がりになっています」とアピールしている。
ドラマは戦災孤児となったヒロインの奥原なつ（広瀬すず）が、父の戦友の柴田剛男（藤木直人）に引き取られて北海道・十勝に移り住み、成長後は草創期のアニメ業界に飛び込むストーリー。草野は「何度か十勝を訪ねました。そこで感じたのは季節が夏であっても、その夏に至るまでの長い冬を思わずにはいられないということ。『なつぞら』は厳しい冬を経て、みんなで待ちに待った夏の空という解釈です。広く美しい北海道の空の力で書かせてもらいました」と曲に込めた思いを訴える。
また、写真家のアンディ・チャオ氏の撮影による牧場の牛となつがアップで写ったポスタービジュアルも発表され、チャオ氏は「戦後間もなくの北海道という土地で育った女性が夢を持ち、そしてそれをかなえるために上京し、夢をかなえていくストーリーは、その生き方、感性、努力が見る方にきっといい作用をもたらすと思います。視聴者の方に届くビジュアルになっていれば、うれしく思います」とコメントを寄せている。
