ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦でシャフタール・ドネツクを撃破したフランクフルトは、ベスト16でインテルと対戦することになった。インテルもシャフタールと同じくチャンピオンズリーグのグループステージで3位に終わったことからヨーロッパリーグに回ってきたチームで、ヨーロッパリーグでは優勝候補の一角と言っていい。
しかしブンデスリーガ公式は、フランクフルトなら勝てると自信満々だ。そこには4つの理由がある。
1.欧州で最も怖い3トップ
最も怖いとは言いすぎかもしれないが、同サイトはこの言葉も間違いではないと主張する。フランクフルトはヨーロッパリーグだけで今季23ゴールを記録しており、これはベスト16に残ったチームの中では最多だ。ルカ・ヨビッチが6得点、セバスティアン・ハラーが5得点と攻撃陣が好調で、ヨーロッパリーグ最強の攻撃陣と言ってもいいのかもしれない。インテルにとっては脅威だろう。
2.指揮官アディ・ヒュッターの手腕
ニコ・コバチが昨季限りでクラブを去った際は大ピンチかと思われたのだが、ザルツブルクやスイスのヤング・ボーイズでリーグ制覇の結果を出してきたヒュッターはチームを攻撃的な形で上昇気流に乗せた。ヨーロッパリーグでもグループステージから負けがなく、最も安定したチームの1つと言っていい。
一方で同サイトはインテルがすっきりとしない戦いを続けており、指揮官ルチアーノ・スパレッティの今後を疑問視している。不安定なのはインテルの方で、それもフランクフルト勝利の自信に繋がっているようだ。
3.イタリア勢との相性
フランクフルトは今季グループステージでインテルと同じイタリアのラツィオと対戦し、連勝を収めている。また少しばかりデータが古すぎるが、フランクフルトは1994-95シーズンに当時のUEFAカップでベスト8まで勝ち進んでいる。その際はベスト16でイタリア勢のナポリを撃破しており、相性は悪くないと自信を持っている。
もっとも当時は準々決勝でイタリアのユヴェントスに完敗したのだが、イタリア勢に負けたのはこの1度だけと同サイトは自信満々だ。
4.強固な守備
自慢は攻撃だけではない。忘れてはならないのが長谷部誠を中心とした堅い守備だ。同サイトも中盤からリベロへのコンバートが長谷部のキャリアに新風を吹き込んだことを伝えており、フランクフルトの3バックは安定感がある。マルティン・ヒンテレッガー、エヴァン・ヌディカ、ダビド・アブラハムらも堅守に貢献しており、マウロ・イカルディの問題も起きているインテルが崩しきれるかは疑問だ。
同サイトはかなり自信を持っているようだが、フランクフルトは強豪インテルを撃破できるのか。インテルまで撃破できればフランクフルトも優勝候補の一角と言って良さそうだ。