南郷でワカメ養殖 沿岸漁業、経営安定へ

県内初の養殖ワカメを収穫する漁師ら=日南市南郷町・目井津港

 県内では初となる養殖ワカメの生産に、日南市の南郷小型船組合(橋口輝明組合長、31人)と外浦小型船組合(中村清次郎組合長、26人)が同市南郷町の目井津港と外浦湾で取り組んでいる。沿岸漁業者の経営安定化を目的に、県の後押しを受け昨年12月に始めたもので、今月初めて収穫し同市を中心に出荷した。消費者からも好評で、両組合は「手間をかけずに副収入を得られ、担い手確保にもつながる」と手応えを感じている。

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