18歳以下の選手獲得ルールに抵触したとして、FIFAから補強禁止処分を言い渡されたチェルシー。
まだ処分が確定したわけではないが、2020年夏まで補強ができない可能性がある。そうなった場合、数多く抱えている若手選手にチャンスが巡ってくるかも?
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ここでは、『sportskeeda』の「補強禁止がメリットになりうるチェルシーの若手選手」を見てみる。
カラム・ハドソン・オドイ(18歳)
この若きウィンガーは間違いなくチェルシーにおける最も輝かしい才能だ。
1月の移籍市場ではバイエルン・ミュンヘンのトップターゲットになっていた。ドイツの巨人はウィングのポジションに若い“血”を注入しようと躍起になっている。だが、チェルシーは断固としてオファーを拒み彼を保持した。
ブルーズの右ウィングはウィリアンとペドロが起用されているが、彼らはチームが必要としているレベルにない。ハドソン・オドイのような才能を失うわけにいかないことは、サッリ監督も当然分かり切っている。
選手をハッピーにする最善の策はピッチ上での時間を与えることだ。すでにポテンシャルを見せつけているハドソン・オドイにはさらなるプレータイムを与えなければいけない。
ルベン・ロフタス=チーク(23歳)
サッリ監督はチェルシー着任後、4-3-3のフォーメーションしか使っていない。そして、チームの基盤であるレジスタにはテクニカルな選手を起用してきた。
よって、このポジションはジョルジーニョが“予約済み”だ。その右にはエンゴロ・カンテ、左にはマテオ・コヴァチッチとロス・バークリーを配置してきた。
これまでに比べればプレータイムを得ているロフタス=チークだが、起用されているのは主に右ウィングだ。
現時点のおいて、チェルシーの最大の問題は中盤にあるように思える。クリエイティビティ性がなく、攻撃的な脅威もない。
多くのファンはロフタス=チークをカンテ&ジョルジーニョとともに先発に並べて欲しいと願っている。ボール扱いに長けたこの若きMFは、一貫して相手の脅威になれるのだ。
買い取りオプションがないコヴァチッチは残留しないはず。よって、チェルシーはこれまで以上にRLC(ルベン・ロフタス=チーク)を必要としている。
タミー・エイブラハム(21歳)
チェルシーの伝説ジョン・テリーがアシスタントコーチを務めている2部アストン・ヴィラに貸し出されているエイブラハム。今季は28試合で20ゴールと爆発中だ。
昨夏のプレシーズンではチェルシーで数試合プレーしたが、サッリはローンに出すことを決めた。
この冬にチェルシーはゴンサロ・イグアインをローンで獲得したが、補強禁止処分によって、彼はユヴェントスに帰るだろう。
よってチェルシーは新たなストライカーをチーム内で探す必要がある。毎週成長を見せるエイブラハムはその仕事にうってつけだ。
イーサン・アンパドゥ(18歳)
彼はウェールズのセンセーションだ。まだ18歳にもかかわらず、チェルシーのトップチームに割って入ろうとしている。
非常にユーティリティで、CBとしてもMFとしてもプレー可能。たが、指揮官は彼をCBで起用すべきだ。
サッリのチームにおけるレジスタの役割をこなすだけのテクニックを持ちあわせていないからだ。
とはいえ、アンパドゥは非常に知的な選手であり、ワールドクラスのCBになるための全ての資質を持っている。
今季のチェルシーは守備が本当に混乱している。ダヴィド・ルイスはボール扱いにとても優れているが守備はひどい。また、彼は新契約にサインしておらず、その状況は解決していない。
よって、将来性を高く評価されるアンパドゥが、CBアントニオ・リュディガーの相方をアンドレアス・クリステンセンらと争う絶好機が訪れるかもしれない。
リース・ジェームズ(19歳)
今季2部ウィガンに貸し出され、ブレイク中のDF。リーズ戦では見事なフリーキックも決めてみせた(上記動画)。
補強禁止によってチェルシーは夏に彼を呼び戻すかもしれないが、そうなれば全ての面でメリットになるだろう。
主に右SBとしているプレーしているジェームズ。セサル・アスピリクエタに休みを与えるバックアッパーとして起用すれば、主力を休ませるローテーションを行いつつ、彼がトップチームでの地位を築くチャンスにもなる。
もしそうなれば、ホームグロウン選手として、チェルシーは今後10年間はこのポジションに苦労することがなくなるだろう。さらに、将来的にはキャプテンを担うかもしれない。