選挙プランナーが手の内を全て明かした虎の巻『地方選挙 必勝の手引』の魅力に迫る【PR】

選挙プランナー 松田馨氏

今年は全国およそ970もの自治体で一斉に選挙が行われる統一地方選挙が4月に行われ、続く7月には参議院議員通常選挙も行われるなど、全国的な選挙が連続する年となります。
そんな選挙イヤーに、選挙ドットコム顧問・アドバイザーの選挙プランナー松田馨氏が、選挙マニュアル本の決定版とも言える『フルカラー図解 地方選挙必勝の手引』を発売されました。松田氏が選挙プランナーとして、12年間にわたり積み上げてきた地方選挙のノウハウが詰まった一冊となっており、尾崎行雄財団が主催する「咢堂ブックオブ・ザ・イヤー2018」において、選挙部門の大賞を受賞。Amazonランキングでは「選挙部門」で1位を獲得しています。今回は『フルカラー図解 地方選挙必勝の手引」の魅力を、編集部が著者のインタビューを交えて掘り下げてみました。

松田馨(まつだかおる)プロフィール
選挙プランナー
株式会社ダイアログ代表取締役社長
1980年生まれ。2006年7月の滋賀県知事選挙以降、地方選挙から衆議院総選挙、参議院通常選挙まで200を超える選挙に携わる。現職に挑戦する無所属・新人の依頼を数多く引き受け、勝率は七割を超える。
新聞や週刊誌上において国政選挙(衆議院・参議院)や都議会議員選挙の全議席当落予想を担当するなど、過去の選挙データと最新の情勢調査を組み合わせた当落予想の精度には定評がある。
フジテレビ月9ドラマ『民衆の敵』の選挙監修や、NHK土曜ドラマ『フェイクニュース』選挙考証を担当。日本選挙学会会員。日本世論調査協会会員。

-選挙ドットコム編集部
この度の新著の出版、おめでとうございます。さっそく拝読しました!非常にボリュームある一冊ですね。

-選挙プランナー・松田馨(以下、松田氏)
ありがとうございます!もともと200ページくらいを予定していたんですが、いざ書き出すと「出し惜しみはできない」と思い、度重なる加筆で文字数は17万字を超え292ページまで増えてしまいました。選挙プランナーとしての12年間の経験を活かし、地上戦・空中戦・ネット戦はもちろん、公職選挙法や収支報告書まで言及した書籍となり、選挙の現場では必ず役立つ一冊になったと自負しています。見開きB4版という大型書籍のため、重さが約1kgにもなってしまったのは反省しています(笑)

厚さ約2cm、重さ約1kgのボリューム感

-選挙ドットコム編集部
今回の書籍でもっとも注目のポイントは何ですか?

-松田氏
できるだけ現場ですぐに役立つように、運動のやり方を具体的に詳しく記述したことです。また、地方議会議員選挙での選挙運動用ビラの活用にも対応しています。これまで、選挙期間中の選挙運動用ビラの配布は、国政選挙や首長選挙でしか認められていませんでした。それが、今年の統一地方選挙からは、町村議会を除き都道府県議会と市議会・区議会の議員選挙でも選挙運動用ビラを配布することができるようになります。本書ではデザインサンプルを掲載し、法的な注意点についてもわかりやすくまとめました。

ページサンプル「証紙ビラについて」

また、選挙マニュアル本として、初めて選挙に立候補される方、現職で再選に臨む方それぞれにとって参考になる内容を散りばめています。その中から今回は重要ポイントを6点に絞ってお話ししたいと思います。

Point1:初めて立候補するにあたって心配なことをすべて解決!

-選挙ドットコム編集部
そもそも、今回の書籍はどんな人におすすめなんですか?

-松田氏
現職議員や首長の方はもちろんですが、一番おすすめしたいのは初めて立候補される方です。ご親族に政治家の方がいたり、選挙に詳しい方がいれば話は別ですが、なかなかそうした環境には恵まれません。そこで、初めて政治の道に進もうとされる方が必ずつまずくこと、疑問に思うことも本書で取り上げています。例えば、仕事の辞め方や選挙までのスケジュールの立て方、そして選挙に必要な資金の集め方まで網羅しているので、自分で考え、そして解決することができるようにまとめてあります。

ページサンプル「選挙にかかる費用」

-選挙ドットコム編集部
本書のAmazonレビューを見ても、購入された方の満足度は非常に高いようですね。それ以外にも、選挙の現実や立候補のリスクまで書かれているのもイメージがしやすかったです。

-松田氏
志はあっても、政治の仕組みや政治家の役割について深く知らないまま立候補をされる方も少なくありません。しかし、当選をすれば公人として常に見られる側になるので、政治の世界に身を置く以上、しっかりと選挙の現実や政治の仕組みまで理解しておくことが大切です。今回は、当選の確率や立候補におけるリスクまで書くことにより、読者の方に選挙への具体的なイメージを持ってもらいたいと考えています。

Point2:難解な公職選挙法を分かりやすく解説!

-選挙ドットコム編集部
初めて選挙に立候補する方も現職の方も、公職選挙法について完璧に理解している方は少ないと思います。今回の書籍ではその公職選挙法のポイントが分かりやすく書かれていますね。

-松田氏
ありがとうございます。公選法の基本を分かりやすく伝えることは、本書でも非常に力を入れた点です。公職選挙法は条文が非常に読みづらく、内容も難解な上、地域によって取り締まりの厳しさが異なる場合も見受けられます。ですが、要点さえ抑えておけば、萎縮することなく精一杯活動を行うことができます。

-選挙ドットコム編集部
公職選挙法で、一番分かりにくいことって何ですか?

-松田氏
なんと言っても「政治活動」と「選挙運動」の違いです。選挙が近づいてくると駅前に立っている方やポスターを貼る方、また市政報告・県政報告、タウンミーティングといった集会を開く方をよく見かけます。これらは「政治活動」に当たりますが、もしその中で「今度の市議会議員選挙では勝田とおるに1票をください」と言うと「選挙運動」になります。選挙運動期間の前に「選挙運動」を行うことを、事前運動といって違反行為になります。政治活動中に、知らず知らずのうちに言ってはいけないことや、やってはいけない行為をしていることがあるんです。そういったことを防ぐために、この書籍の中では、「政治活動」と「選挙運動」の定義から解説しています。また、最も検挙数が多い選挙違反であり、最悪の場合は当選が取り消しになってしまう「買収」についてはページを割いて具体的に解説しています。

ページサンプル「選挙運動の定義」

Point3:選挙の3バンより重要な“キバン“とは?

-選挙ドットコム編集部
書籍の中で松田さんは「3バン」より大切なことがあると書いていらっしゃいました。具体的には何を指すのでしょうか。

-松田氏
従来から選挙必勝の極意は「3バン」を持つことと言われてきました。「3バン」とは、後援会・団体などの組織力を指す地盤(ジバン)、候補者の知名度のことを指す看板(カンバン)、そして候補者の資金力を指す鞄(カバン)のことです。ところが、無所属系の新人候補の多くはこれらを持っていない所からスタートしますので、まずは「3バン」のつくり方から解説しています。その上で、より大切な候補者力を指す「基盤(キバン)」についても解説しています。この4つ目のバンである「基盤」は、実はとても重要なんです。

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