「睡眠」の大切さについて。生活リズムを整えよう! ピースマム2019年3月号

入園・入学・進学に向けて、子どもの生活リズムを整えたいと思っているママも多いのでは?

ピースマム3月号では、生活リズムを整えるために必要な「睡眠」について、

日本快眠協会事務局長の岩倉絹枝さんにお話を聞きました。

本誌では紹介しきれなかったお話をご紹介します。

ナショナルスリープファンデーションが推奨する睡眠時間は、

0ヶ月~3ヶ月 14~17時間

4ヶ月~11ヶ月 12~15時間

1歳~2歳 11~14時間

3歳~5歳 10~13時間

6歳~13歳 9~11時間

14歳~17歳 8~10時間

大人 7~9時間

です。(思ったより長いですよね)

でも、人によって必要な睡眠時間は違うそうです。

生まれ持った体質でも、年齢でも異なってきます。

運動した日や風邪をひいた日など、その日のコンディションによっても異なります。

自然に眠くなる時間、起きられる時間は生まれつき決まっているそうです。

朝、スッキリ起きているか?日中、眠そうにしていないか?イライラしていないか?ぐったりしていないか?

お子さんの様子をよく観察してみてください。

昼間に元気に過ごせているなら、睡眠時間は足りているそうです。

もうひとつ気になるのは、子どものお昼寝。

お昼寝って何歳までしたらいいの?岩倉さんに聞いてみました。

岩倉さんは、「何歳だからやめるというのではなく、

一番大切なのは、夜の睡眠です。

昼間眠そうにしているならば、足りない分をお昼寝で補ってください。

夜の寝つきが悪いようなら、お昼寝をやめてみましょう」とのことです。

睡眠時間の次に大切なのは、眠りの質を上げること。

夜ぐっすり眠るためには、朝日を浴びることが大切だそうです。

目から光の刺激を受けて14~16時間後に、

睡眠を促す「メラトニン」という物質が分泌し始めて眠くなるのです。

岩倉さんは「太陽の光でなくても、電灯でもいいです。朝に光を浴びることで寝つきがよくなります」とのこと。

もうひとつは体温管理。

体温は、日中から上がり、夕方にピークをむかえます。

寝る前に体温はぐっと下がり、この体温の下げ幅が大きいと寝つきがよくなるそうです。

寝る前に入浴して深部体温を上げ、寝るときには手足から放熱すると体温が下がります。

夏はエアコンで部屋を涼しくして、放熱を促します。

冬は寒すぎると体温を逃がさないので、手足を温めてあげるといいですよ。

新入園の時期に特にオススメなのが、足裏マッサージ。

子どもが気持ちいいと思う強さで足を触ってあげてください。

足を手のひらで包んで外に開くようにマッサージします。

触っているとその日の子どもの状態が分かるそうです。

新生活でストレスを感じているときは、足も緊張して固くなっているとのこと。

ストレスを感じても口では言えない小さなお子さんも、

足の状態で「子どももがんばっているんだな」と伝わってきます。

足をマッサージしながら、「今日も一日がんばったね」と話すと、

お子さんもリラックスできて、親子のコミュニケーションにもなりますね。

岩倉さんは「眠ることは自分の心を守ること。睡眠をお家でケアできるようにして、

睡眠は自分で守っていくものだと子どもに教えることを『眠育』とよびます。

ママも子どもも睡眠について知ってほしい」と話します。

もっと睡眠について知りたいというかたは、

岩倉さんの「おねむりカフェ」に参加してみませんか?

毎月第1月曜日に守山のルートコワーキングスペースで開催中です。

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