障害者10世帯の家賃を過大徴収 総額178万円、平塚市

 神奈川県平塚市は26日、市営住宅に入居する障害者のいる世帯から誤って割り増し家賃を徴収していたと発表した。2014年度から18年度にかけ10世帯から過大徴収し、総額は178万円。すでに市は謝罪し、利息分を含めた197万円を今後返還するという。

 市によると、市営住宅の家賃は世帯の月額収入が15万8千円を超えた場合は割り増し家賃を課されるが、入居者の中に障害者がいる場合には21万4千円以上が対象となる。誤徴収された10世帯は本来は割り増しの対象ではなかった。

 16年に市は入居者の管理システムを更新。本来は手入力で障害者世帯のデータを毎年度、入力しなければならなかったが、職員の中で作業手順が十分に認識されていなかったという。

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