追浜駅前渋滞解消へ 交差点に右折車線

 国土交通省横浜国道事務所は27日、国道16号の追浜駅前交差点(横須賀市追浜町)で慢性的に起きている渋滞を解消するため、国道を拡幅し、夏島方面への右折レーンを新設する方針を明らかにした。

 同日に、横浜市中区で開かれた国、県、県警、運輸事業者らで構成する県移動性(モビリティ)向上委員会で、交差点改良案として提示。会議では、改良案について、関係機関が協議しながら具体化を目指すことで一致した。同事務所は駅前周辺で計画されている市街地再開発の機を捉え、道路の拡幅と交差点の改良を実現したい考えだ。

 追浜駅前交差点付近では、国道16号の横須賀側が片側2車線で右折レーンがないため、夏島方面への右折車両が滞留し、直進車両も影響を受けている。加えて、昨年7月に着工した国道357号の横浜市・八景島-横須賀市・夏島町間(約2.3キロ)が整備されれば、交差点に流入する交通量が大幅に増えると予想されている。

 上地克明市長は1月30日に国交省を訪れ、交差点改良を要望。塚田一郎副大臣が具体的な検討に着手する姿勢を示していた。

夏島方向に右折する車両が滞留する追浜駅前交差点

© 株式会社神奈川新聞社