3月前半は時季外れの暖かさか 高温に関する情報も 1か月予報

1か月予報(3月2日~4月1日の平均気温) 出典=気象庁ホームページ

気象庁は28日、向こう1か月の天候の見通しを発表した。3月は全国的に気温が高い予想で、特に月の前半はかなり高くなりそうだ。降水量は西日本の太平洋側では多く、東日本太平洋側は平年並か多い見込み。日照時間は東・西日本太平洋側で平年並みか少ない予想で、高温であってもぐずついた天気の日が多い傾向を示している。

1か月予報(3月2日~4月1日の降水量) 出典=気象庁ホームページ

 週ごとの予報によると、1週目(3/2~3/8)は冬型の気圧配置が弱く、北日本の日本海側は平年に比べて曇りや雨(雪)の日が少ない見込み。また、東日本太平洋側と西日本を中心に低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。
 気温は全国的に高く、特に5日(火)からの1週間ほどは、関東甲信を除く地域でかなり高くなる見通し。このため、気象庁は「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。積雪の多い所では、なだれや融雪による災害にも注意が必要だ。

1か月予報(3月2日~4月1日の日照時間) 出典=気象庁ホームページ

 2週目(3/9~15)も、北日本日本海側では低気圧や寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雨(雪)の日が少ない見込み。東日本太平洋側と西日本は、1週目と同様に低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見通し。気温は、全国的に高温傾向が続く予想だ。

28日ウェザーマップ発表のさくら開花予想。

 3~4週目(3/16~29)の天候は、全国的に平年と同様の程度が見込まれている。気温は引き続き、全国的に高温傾向となる見込み。この頃までには、九州などからサクラの便りが届き始める予想だが、3月前半の暖かさを反映して開花が早まる地点もありそうだ。最新の予報によると、東京の開花予想日は3月22日となっている。

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