ミランの新エースとなったFWクシシュトフ・ピョンテクが大暴れしているが、ミランに心配事がなくなったわけではない。気になるのはもう1人のエースと言っていいFWスソのコンディションだ。
右サイドからチャンスメイクできるスソは、これまでミランの生命線とも言える存在だった。今季も開幕からのリーグ戦11試合で4得点8アシストを記録。右サイドからの仕掛けはあらゆるチームを恐怖させる。
しかし、後半戦に入ってスソのペースは明らかに落ちている。昨年11月11日のユヴェントス戦以降、スソは1得点しか決めていない。立ち上がりに比べると満足できない内容だ。
伊『Calciomercato』も心配しているが、問題の1つに挙げられているのが恥骨炎だ。この違和感がパフォーマンスに影響を与えている可能性は高く、本調子ではないのだろう。ピョンテクというフィニッシャーが加わっただけに、スソとピョンテクのコンビが完璧に機能しないのは実に惜しい。
同メディアはスソの状況を考えるとサム・カスティジェホを起用すべきではとの考えも示しており、スソのコンディションをもう1度冷静に判断すべきなのかもしれない。スソが本調子なら攻撃にさらなる迫力が生まれるはずなのだが、指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾも頭が痛いだろう。