【ラ・リーガ】全てはクラシコで勝つために…レアルがバルサ戦ですべき4つの事

コパ・デル・レイ準決勝2ndレグで0-2と敗戦し、レアル・マドリードはバルセロナとの“エル・クラシコ”でまたしても敗戦を喫した。今シーズン1分け2敗と不甲斐ない成績に少しでも彩りを加えるために、レアルはラ・リーガでのクラシコで多くの事を実行しなければならない。

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1.ヴィニシウスの覚醒
コパ・デル・レイ準決勝2ndレグの前半で、明らかにバルセロナの脅威となっていたのは、18歳の超新星ヴィニシウス・ジュニオールだ。バルサのディフェンスラインを混乱させ、多くの決定機を演出。世界中が注目するビッグマッチで輝きを放った。ただ、活躍した故にプレーの粗さが目立ったのも事実。バルサのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのビッグセーブを差し引いても、チャンスをモノにする決定力が求められる。

2.勝敗の行方を左右するベンチワーク
サンティアゴ・ソラーリ監督が就任して以降、若手選手がスタメンに名を連ね、主力選手がベンチに追いやられる試合が増えてきた。特にマルセロやガレス・ベイルといった経験豊富選手は、ジョーカーとして途中投入すれば試合を決定づける重要な役割を果たす。しかし、現時点で両選手のモチベーションはあまりにも低い。ソラーリ監督がベンチも一体となって鼓舞しなければ、交代枠を無駄に使用するだけだ。

クラシコで2試合連続の完敗は許されない

3.テンションを最高潮にするモチベーター
バルセロナのジェラール・ピケはピッチ内外でチームに活力を与えるリーダーだ。ミックスゾーンでレアルを煽ったと思えば、SNSを利用してサポーターに応援を求めるなど、伝統とモダンな手法を駆使してテンションを最高潮に引き上げる。それはエルネスト・バルベルデ監督の戦術の幅を広げることに直結し、あの気分屋のウスマンヌ・デンベレさえもクラシコでは高パフォーマンスを披露した。

4.すべてはカゼミロに掛かっている
レアルの中盤を構築するトニ・クロース、ルカ・モドリッチ、そしてカゼミロは、世界最高のトリオだ。ただバルサの中盤も同等で、それにリオネル・メッシが加わってくる。前線との連携を確保しつつバルサを抑えるにはカゼミロのハードワークが絶対不可欠で、即ちメッシを如何に抑えられるかが重要なポイントに。現状の日程では今シーズン最後のクラシコで勝利できるかは、カゼミロの働きに掛かっている。

カゼミロの働きがカギを握る

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