アナリスト「iPhone売上最悪の時期は過ぎた」

先月初め、AppleはiPhoneの売上予想を修正しました。これは同社にとってとても悪いニュースのように思えますが、有名なAppleアナリストのMing-Chi Kuo氏は「同社にとって最悪の時期は間もなく終わる」とし、他の専門家も同様に考えているようです。

Business Insiderによれば、UBSアナリストのTimothy Arcuri氏もAppleの最悪の時期はそろそろ抜けると語ったとしています。彼はその理由のひとつとして、中国でのコストを下げたことを挙げています。「3月の分については以前として悪いにせよ、サプライチェーンには改善のきざしが見られ、中国でのコストカットにより在庫を一掃できる可能性がある。XR向けの調達見積もりは実際6月にQ/Qで上がっている。これは最近の「新しい」モデルサイクルの中では珍しいことだ(QRVOに近い)、しかし、在庫の状況を反映するだろう」(Arcuri氏)

Arcuri氏の発言がどれほど正確かは不透明で、状況が本当に改善された場合には、より良いアイデアを得るために、Appleの次の財務レポートを待つ必要があるでしょう。同社のTim Cook CEOは以前に、なぜ予想どおりに新しいiPhoneが売れていないのかについて複数の理由を挙げていました。

その理由のひとつが、29ドルで行った2018年のバッテリー交換プログラムです。これによりiPhoneの所有者は古いiPhoneに新しい息吹を入れられることになり、買い替えを次の年へと見送ることができるようになったということです。

Cook氏はまた、価格が主要な問題のひとつであると認めています。ロイターのインタビューでは、ドル高の悪影響を受けている一部の市場ではiPhoneの価格を下げる可能性があると示唆しています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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