V長崎4位 九州クラブユースU-17サッカー 大分に0-2

 サッカーの第28回九州クラブユースU-17大会決勝トーナメント最終日は2日、長崎市の県体協人工芝グラウンドなどで決勝と順位決定戦が行われ、3位決定戦に臨んだV・ファーレン長崎は大分に0-2で敗れ、4位で大会を終えた。決勝は鳥栖が福岡に6-2で快勝した。

 U-18カテゴリーの新人戦。九州内のJリーグU-18チームなど12チームが、トーナメントで競った。

 大分-V長崎は前半、ピッチを広く使って攻めた大分が主導権を握った。V長崎は20分に先制点を奪われると、後半開始直後にも失点。その後はMF柴田、五月田のボランチ陣を起点に何度も大分ゴールに迫り、終了間際には途中出場のFW藤本が左から突破してミドルシュートを放つなど攻め続けたが、最後までゴールネットを揺らせなかった。

 ■意識の向上が課題 後半の反撃及ばず V長崎

 大分からゴールを奪えなかったV長崎。北内監督は「練習での取り組みが半分も出せていなかった。選手たちの勝利への意識とチーム力の向上が必要」と課題を口にした。

 1月に始動した新チームのテーマは「攻撃的サッカー」。この日も攻めの布陣で臨んだが、MF五月田が「守りで精いっぱいになってしまった」と振り返ったように、前半は逆に主導権を握られた。後半はビルドアップしながらラインを上げて、徐々にペースをつかんだが、決定力を欠いた。

 主将のGK朝長は「メンバーの意識がバラバラだった。でも、まだ始まったばかり。今後はチーム力を上げていくために、積極的なプレーや言葉で引っ張っていきたい」と巻き返しを誓っていた。

【3位決定戦、大分―V長崎】後半19分、V長崎のMF五月田(右から2人目)がシュートを放つ=県体協人工芝グラウンド

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