トップウォータールアー21選! おすすめのプラグとロッドや、釣れる時期とは? バス釣りっぽさナンバーワンの釣り方といえばトップ!トップウォーターゲームに最適なルアー(プラグ)とロッドを、バス歴30年のアングラーが厳選して紹介。さらにトップで釣るためのコツをまとめてご紹介します。

バス釣りにおけるトップウォーターとは

トップウォーターとは、水面や水面直下を狙ったバスの釣り方のひとつ。ルアーのアクションを目視しながらアプローチできることはもちろん、バスの豪快なバイトが水面で炸裂するため、バスフィッシングの醍醐味を味わえる釣り方です。

本来水中を泳ぐバスを水面まで誘いだす必要があるため、活性やシーズンも釣果にも大きく影響を与えるポイント。はじめて挑戦する方はそれらの要素も含めてしっかりとチェックしましょう!

トップウォーターは難しくない!

トップウォーターというとやや難易度が高いイメージがあるかもしれませんが、実はトップウォーターは魚を釣りやすい方法なのです。

一つは、ルアーのアクションが目視できるため、アクションがきちんと付けられているか確認出来る事。二つ目は水面が『バスが獲物を追い詰める』場所になっている事。バスにとって水面に泳ぐエサっぽいもの=捕食しやすいエサ、という理由から躊躇なくルアーに食いついてくることも少なくありません。

三つ目が、水面そのものがルアーであることを見切りにくくしてくれる事。水面下から見上げたルアーは、逆光によりはっきり見えるのはシルエットだけになります。見切られにくい状態が自然と作られるトップウォーターは思っているほど難易度が高くない釣りでもあるのです。

トップウォータープラグ(ルアー)の種類

トップウォータールアーはプラグと呼ばれるハードルアーだけでも非常にさまざまなラインナップが展開されています。ナチュラルなアクションを得意とする小魚を模したルアーはもちろん、プロペラや羽などのアピール力の高いパーツを搭載したアイテムも人気。

それぞれのルアーはアクションはもちろん、得意とするシチュエーションも大きく異なる各種プラグの特徴をご紹介します。

ペンシルベイト

水面を泳ぐナチュラルな小魚を演出するペンシルベイト。トップウォータープラグの中では落ち着いたナチュラルアクションが魅力です。バスの活性が高いシチュエーションはもちろん、ベイトフィッシュとなる小魚が表層付近で目視できる状況で非常に効果的です。

ポッパー

カップと呼ばれる口が印象的なポッパー。カップが水を噛むことによって発生するポップ音や、水飛沫が水面を意識しているバスにアピールします。

60ミリ前後のサイズの製品が多く、連続でアクションさせれば小魚風に、ハングオーバー下でストップ&ゴーで使えば落下昆虫に見えたり、バスの活性や捕食対象に合わせた使い方が出来るのがポッパーの強みです。

スイッシャー

ルアーの前または後ろ、あるいは前後に金属やプラスチック素材のプロペラを搭載したルアー。

アクションの強弱でアピール力の切り替えが容易にでき、強くドッグウォークさせれば活性の高い魚をいち早く寄せ、ペラが動く程度でアクションさせれば活性が低いシチュエーションで、喰わせに徹したアプローチが可能なルアーです。

カップ型ノイジー

口についた金属カップが特徴的なカップ型ノイジー。リトリーブすることでカップで水を受け、左右にテールを振るアクションが可能です。

金属カップの豪快な音や、カップ自身のフラッシング効果で魚にアピールし、広いスポットで魚を寄せるような使い方や、濁っている場所やカバーの中のバスに気付かせる力強さを持ったルアーです。

ウィング型ノイジー(クローラーベイト)

ひときわ目を引く大きなウィングパーツから『羽根モノ』とも呼ばれているクローラーベイト。

ただ巻きはもちろん一点でのシェイクやデッドスティッキング等、フィールドやシチュエーションに合わせた使い分けが可能です。その羽によるアピール力はトップウォータープラグの中でも随一。バスが表層をもっとも意識する初夏のシーズンなどにド派手なバイトが楽しめるルアーです。

ウェイクベイト・ライブリー

リトリーブするとリップの力で引き波を立てながら泳ぐウェイクベイト。古くはライブリーという呼び方がされていたルアーもこれに当たります。基本的には小魚を模したアイテムが多く、ベイトフィッシュのボイルを彷彿とさせるバシャバシャと搔きまわすアクションが魅力。

トップウォータープラグの中では早めのアクションを得意としているため、スピーディに広範囲を探る際におすすめ。また他のトッププラグで乗りが悪いシチュエーションなどにも活躍します。

ダーター

ダーターは一見ポッパーに見えますが、ポッパーに比べるとカップのアゴが突き出ており、ミノーにおけるリップの役割を兼ねています。これにより強く水を噛むことができるため、キックバッグやドッグウォークなど狭い範囲をピンポイントで狙うのに最適なアクションが魅力。

シャローエリアやカバー下などで水面~水面直下を意識しているバスに効果的なルアーです。

フロッグ

その名の通り、カエルを模したトップウォータールアー。ソフトマテリアルの中空ボディが特徴の一つで、フックがボディに守られるようセットされています。これによって根掛かりの回避性能が高くカバーに対して積極的に使っていけるため、ハスやヒシモの上を引いてくる使い方が定番。

ソフト素材ならではの柔らかな水当たりは、ルアーであることを見切られにくくする効果もあります。

バズベイト

大きな金属製のプロペラが付いているのがバズベイト。プロペラの回転を活かし水面や水面直下をバシャバシャと音を立てながら引いてくることができます。トップウォータールアーの中でもとりわけ大きなアピール力を持ち、リアクションバイトを非常に誘いやすいルアーです。

特に梅雨時期のアフタースポーン期や、晩秋のシャローエリア等、他のルアーで反応が見られない時でもバズベイトにはド派手にバイトしてくることも。少し特殊能力じみた力を秘めたルアーです。

トップウォーターに適したロッドとおすすめモデル7選

トップウォーターにはスローからレギュラー気味のテーパーがおすすめ。トップウォータールアーはラインスラックをコントロールしながら操作するものが多い事と、バスがルアーを水中に引き込んでからフッキングするため、スラックの管理が楽で食い込みの良い柔軟性の高いロッドが好相性。

近年は各メーカーから専用モデルも多数ラインナップされているため、購入するロッドを迷っている方は迷わず専用モデルを選びましょう!

レングスとパワーの選び方

トップウォーターはアプローチする際にトゥイッチなどのロッドワークを多用します。そのためロッドのレングスはやや短めの6フィート前後がおすすめ。遠投性能やパワーよりも取り回しのしやすさを意識したロッド選びを心がけましょう。

パワーはMLからMクラスが定番とされていますが、クローラーベイトなどの重めのルアーを扱う際はこれに限らず最大で2オンスクラスまで扱えるロッドを用意しましょう。

トップウォーターで釣れる時期

トップウォーターでバスが釣れる時期はそれぞれのルアーで若干の差があるものの、水温が18度以上になりやすい6~10月とされています。特に水温が高くなる7〜9月の高温期は、トップウォーターの最盛期と言っても過言ではなく、数、サイズともに釣果が期待できるシーズン。

初めてのトップウォーターに挑戦するなら夏シーズン、特に夜明けや夕暮れのマズメ時がおすすめ。しかし、ポッパーやバズベイトのように5月中旬から6月にかけてのアフタースポーンの時期に大きく効果を発揮するルアーがあったり、真冬の昼間にトップで釣れる事もあるため、時期を問わず試す価値があるのです。

おすすめトップウォータープラグ(ルアー)21選

数多くあるトップウォータープラグの中から、編集部が実釣の中から厳選したおすすめのトップウォータープラグを紹介していきます。それぞれの種類に分けておすすめルアーをピックアップしたので、はじめてトップウォーターに挑戦する方はもちろん、明日釣行するアングラーも必見です。

トップウォーターでバスフィッシングの醍醐味を味わおう!

トップウォーターは水面までバスを引き寄せる必要があるため、難しい釣りと感じている方も多いかもしれませんが、シーズンやルアーの特徴をしっかりとつかめば誰でも簡単に釣果をあげられます!

バスフィッシングの醍醐味とも言える豪快なトップウォーターゲームを皆さんも楽しんでくださいね。

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