鹿島がACLで警戒しなければならない6名の“凶悪”な助っ人

アジアの覇権を争うAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージが始まった。

昨年、同大会を制した鹿島アントラーズはE組に入り、5月までにジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)、山東魯能泰山(中国)、慶南FC(韓国)と6試合を戦う。

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今回は鹿島とグループステージで対戦するこの3チームの「要警戒な助っ人たち」を紹介しよう。

ジオゴ(ジョホール・ダルル・タクジムFC)

鹿島と初戦で顔を合わせるマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムで、誰よりも恐ろしいのがジオゴだろう。

ブラジル国内やギリシャの名門オリンピアコスでプレーした経験を持つ31歳の元U-20ブラジル代表FWは、2015年から4シーズン在籍したタイで105試合101得点という驚異的な成績を残し、2度の得点王に輝いた。

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マレーシアには今年やってきたが早くもリーグ4試合3得点と結果を残しており、このACLでも鹿島を苦しめることになりそうだ。

グラツィアーノ・ペッレ(山東魯能泰山)

イタリア代表:20試合9得点

とにかくカワイイ妻を持つ、元イタリア代表の大型ストライカー。

国内ではあまり活躍できなかったが、オランダのフェイエノールトや英国のサウサンプトンでゴールを量産し、2016年のEUROではアッズーリのエースを務めた。

中国には2016年からプレーしており、昨年にはリーグ16ゴールを記録している。

ルーク・カスタイニョス(慶南FC)

カスタイニョスは、かつてオランダで最も期待されたストライカーの一人だ。

恵まれた身体能力と長い手足を自在に操り、華麗にボールをコントロールする姿から元フランス代表のレジェンド、ティエリ・アンリの再来とも謳われたほど。

宮市亮が半年間プレーした同時期にフェイエノールトで活躍し、インテルに買い取られたが大成せず。その後トゥウェンテ、フランクフルト、スポルティングと渡ったがいずれも活躍できず、今季から韓国へやってきた。

マウリシオ(ジョホール・ダルル・タクジムFC)

ブラジル代表の経験こそないものの、マウリシオは欧州のサッカーファンにその名を知られた選手だろう。

パウメイラス育ちのセンターバックで、2013年からプレーした欧州ではポルトガルのスポルティング、イタリアのラツィオ、ロシアのスパルタク・モスクワと、いずれも名門クラブに在籍した。

ダルル・タクジムは他にもボカ出身のゴンサロ・カブレラ、元U-20アルゼンチン代表のレアンドロ・ベラスケスなど助っ人は粒揃いだ。

マルアヌ・フェライニ(山東魯能泰山)

ベルギー代表:81試合18得点

ご存知、空中戦で異次元の強さを誇るアフロヘアー(現在は切っているが)の怪物MF。

昨夏のワールドカップでは日本からゴールも記録し、今季の前半戦はマンチェスター・ユナイテッドで重用されたがモウリーニョ更迭後は出番を減らし、巨額の移籍金で中国へやってきた。

なお、山東には元ブラジル代表DFジウ、パウメイラスで活躍したホージェル・ゲジスと、ブラジル国内で実績のある選手も所属する。

ジョードン・ムッチ(慶南FC)

慶南にはカスタイニョスの他に元U-20ブラジル代表のギリェルミ・ネゲバ、日本人の邦本宜裕も所属するが、ここではムッチを取り上げよう。

彼はU-16~21イングランド代表の経験を持つプレーメイカーで、バーミンガムやカーディフ、クリスタル・パレスなどで活躍。カーディフ時代の2013-14シーズンには35試合7得点という素晴らしい結果を残した。

昨年はMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに所属し、今年からKリーグでプレーする。

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