みなとみらいで「帰宅困難」 従業員が合同訓練

受入可能な別施設に移動する合同訓練の参加者ら=横浜・みなとみらい21地区

 横浜・みなとみらい21(MM21)地区で防災意識を高め、共助を促進しようと、地区内企業の従業員による合同防災訓練が4日、日本丸訓練センターなどで開催された。

 大規模な災害を想定した帰宅困難者訓練と応急手当て訓練には約130人が参加した。帰宅困難者訓練は、横浜市東部で震度7の地震が発生し、鉄道が全線不通になったという想定。収容人数40人の日本丸訓練センターに80人が集まり、ウェブサイト上の掲示板で受け入れ先を募ったところ、別施設から対応可能と意思表示があったため40人が徒歩で移動した。

 応急手当て訓練では、参加者は西区消防署員らの指導の下、三角巾を使った腕つりや止血、毛布を担架の代用とした搬送を体験した。

 みなとみらい21地区防災エリマネ推進委員会の主催で24回目。同委員会は「滞りなく訓練を実施できた。自助と共助の意識を高めるきっかけになれば」とした。

© 株式会社神奈川新聞社