寒気が入って気温が下がっても平年並み

短い周期で高気圧や低気圧が通過する春の天気となっています。
気温は、高気圧に覆われて強い日差しとなったり、低気圧通過で暖気が北上すると高く、低気圧通過後の寒気の南下で低くなるという周期変化です。
東京などの東日本は、2月末から平年値を挟んで気温が高い日、低い日が交互となっていましたが、今後は寒気が入って気温が下がっても平年並みという状況になるという予報です。
2月前半は西高東低の冬型の気圧配置が続いて気温が低かった札幌などの北日本、暖冬傾向が続いている福岡などの西日本では、すでにこの傾向が2月後半から続いており、ほぼ全国的に高温傾向で桜の開花が早まっています。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 札幌・東京・福岡の2月と3月の最高気温と最低気温(3月6日以降は気象庁、13日以降はウエザーマップの予報)

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