4月6日スタートのBSテレ東の連続ドラマ「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」（土曜午後9：00）に竹中直人が出演することが分かった。竹中は、ペットであり相棒のモルモット・大福とともに喜多さんと弥次さんの旅を追い掛けて面白いエピソードを執筆していく、後に原作の作者ともなる十返舎一九役を演じる。
同作は“弥次さん喜多さん”で知られる、江戸時代最大のベストセラー小説「東海道中膝栗毛」を原案に、女と女房に捨てられ江戸に居場所がなくなった喜多さんこと喜多八（和田正人）と弥次さんこと弥次郎兵衛（松尾諭）が、東海道を西へ『お伊勢参り』にかこつけた“自分探し”の旅に出る物語。
東海道の有名宿場で騒動に巻き込まれる喜多さんと弥次さんだが、竹中が演じる十返舎一九は、ひそかに2人の後をつけ、その騒動の火種をまく。竹中は「実在した作家の役を演じることはとても楽しいことです。十返舎一九は人間に対して愛のある意地悪さとユーモアを持ち活写する、機知に富んだ天才だったと思います」と人柄を分析。弥次さん喜多さんを演じる2人については、「主演の和田正人さんと松尾諭さんは一体どんな人間性を持った俳優さんなのだろう…嫌な人間性を持った人だったら耐えられないな…と思いました。でも、和田さんも松尾さんも嫌な人間性を持った人ではなく、よくこの世を生きて来られたなぁと思うほど変な方々で安心しました。お2人のお芝居を見ているだけで『滑稽』という言葉がしっくりくる感じです」とうれしそうに話している。
