千鳥、バナナマン、ココリコ、博多華丸・大吉、霜降り明星の深夜新4番組がスタート!!

4月から始まるテレビ朝日系の深夜バラエティー「テレビ千鳥」(月曜深夜1:59、開始日未定)、「バナナマンのドライブスリー」(4月2日スタート・火曜深夜0:20)、「カミヒトエ!」(水曜深夜1:59、開始日未定)、「霜降りバラエティ」(木曜深夜1:59、開始日未定)を制作するプロデューサー、ディレクター3人が集まり座談会を開催した。「テレビ千鳥」と「霜降りバラエティ」の山本雅一ディレクター、「バナナマンのドライブスリー」の近藤正紀ディレクター、「カミヒトエ!」の三枝健介プロデューサーが、それぞれが手掛ける番組を熱く語った。

「テレビ千鳥」は、千鳥(ノブ、大悟)が今一番やりたい企画を自身で体現する“千鳥純度100%”のバラエティーで、昨年2度の単発放送を経て深夜でのレギュラー放送を勝ち取った。担当の山本ディレクターは学生のころは芸人志望で、千鳥が主催するインディーズのライブにも出演したという経歴の持ち主。「20年ぶりの再会で実現した」という千鳥との番組作りに並々ならぬ熱意を持っており、千鳥の面白さはロケでこそ発揮され「テレビ千鳥」はロケを重視すると語る。そして、2人の良さをより引き出すためにゲストも呼ばずに、あえて純度の高いシンプルなロケで挑むという。

また、「バナナマンのドライブスリー」は、バナナマン(設楽統、日村勇紀)自身が運転する車に旬なゲストを迎え、ゲストの行きたい場所や知りたい場所、時には思い出の場所など3ヶ所をドライブし、その場所にまつわる情報やゲストとのトークを展開するという内容。担当する近藤ディレクターは「バナナマンが繰り広げるフリートーク」を見どころとして挙げる。MCを務める機会が多く多忙を極める2人がそろってロケに出る機会は近年ほぼないという。そのため、2人はこのロケ番組を快諾し、自ら運転する企画を「とても楽しみにしている」という。そして、ただの街ブラロケでは目新しさがないと考えた近藤ディレクターは、他の旅番組では移動手段でしかない車をあえてメインの場所として据え、バナナマンとゲストの気分次第で目的地を変更するなど「予定調和に終わらない番組作りを心掛ける」と語った。

そして、ココリコ(遠藤章造、田中直樹)と博多華丸・大吉がMCを務める「カミヒトエ!」は、誰もが簡単に動画を配信できるインターネットやSNSから、インパクトのある個性的な「スターの種」をタレントと素人を問わず発掘し紹介していくという番組。担当プロデューサーの三枝氏は、ココリコと博多華丸・大吉の2組について、「この4人がレギュラー番組でそろう機会はこれまでなかったので、今までにない化学反応を見られるのが楽しみ」と語る。また、動画が“ヤバイかスゴイか”を、MCの4人がどう調理していくのかが大きな見どころだと期待する。「2組とも人を傷つけない笑いが本当に上手で、ゲスト出演者も気持ちよく笑ってくれるし、ベテランならではのプライドがすごい。華丸さんがボケたら、すかさず遠藤さんもボケるんですよ」と自信をのぞかせた。

そして昨年、最年少「M-1」チャンピオンに輝いた霜降り明星がさまざまな企画に体当たりチャレンジする初体験だらけのバラエティーが「霜降りバラエティ」だ。「この十数年で最も面白い新人だと感じた」という山本ディレクターは、「このコンビが秘めているさまざまな可能性を模索したい」と意気込みをみせた。

バラエティー番組に並々ならぬ意欲を持って臨む3人の制作者に共通するのは、「芸人さんは本当にすごい!」という心からのリスペクト。「制作陣は徹夜で準備をして当日に臨む。芸人さんは1時間くらいの簡単な打ち合わせで、それを完璧にこなしてくれるし、越えてくれる」「台本の何倍も面白くしてくれる」と口々に述べ、芸人、スタッフが一丸となって制作するバラエティー番組の面白さを視聴者に強くアピールした。

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