2019年No.1守護神は手放せない! ミラン、契約延長交渉開始か

ミランの堅守を支える若き守護神ドンナルンマ photo/Getty Images

ACミランが守護神をチームへ慰留させるために、契約を延長しようとしているようだ。

今季前半戦は苦戦を強いられたが、昨年末から徐々に調子を上げ、現在リーグ戦で9試合負けなしのミラン。順位表でもライバルのインテルを追い抜き、3位まで浮上した。復調の要因として、今冬に獲得しチームの攻撃を活性化させたクシシュトフ・ピョンテクやルーカス・パケタの存在が挙げられる。ただ、そんな攻撃陣の活躍に奮起したのか、ここにきて守備陣も素晴らしいパーフォマンスを披露。第10節までクリーンシートがなかったチームとは思えないような堅守を誇っており、2019年に入ってからは公式戦でわずか3失点しかしていない。

そんなミランの堅守を支えるのが、若き守護神ジャンルイジ・ドンナルンマだ。弱冠20歳ながらすでに公式戦150試合以上に出場しており、今季もここまでリーグ戦全試合のゴールマウスを守っている。そして、2019年の失点の少なさは、欧州主要リーグでNo.1の成績だ。将来有望ということもあり、ドンナルンマには以前から多くのクラブが興味を示してきたが、こういった状況もあり、今夏の移籍市場でもビッグクラブがこの若き逸材にラブコールを送る可能性は高い。退団を阻止するためか、ミランは早くも契約延長交渉を開始したという。伊『SPORT MEDISET』など複数のメディアが伝えている。

契約延長交渉が難航し、一時決裂が発表されるなど紆余曲折はあったものの、2017年夏に2021年までの契約を締結しているドンナルンマ。同メディアらによると、ミランは現行から3年間延長する2024年までの契約を結ぼうとしているとのこと。現在の年俸600万ユーロからややアップさせる方向で話を進めているという。また同メディアは、前回の延長の際にクラブのスポーツディレクター(SD)を務めていたマッシミリアーノ・ミラベッリ氏と関係があまり良くなかったミーノ・ライオラ氏(ドンナルンマの代理人)が、現在のレオナルドSDとは良好な関係を築けてことも取り上げている。はたして、ミランはドンナルンマと新たな契約を締結することができるのか。

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