「なつぞら」ヒロイン・広瀬すず、朝ドラ100作目も「プレッシャーはあまりない」

NHK総合で4月1日スタートの連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8:00)の第1週完成試写会が行われ、ヒロイン・奥原なつ役の広瀬すず、共演の松嶋菜々子、藤木直人、粟野咲莉、草刈正雄が出席した。広瀬は「幼少期のなつを演じた咲莉ちゃんを見て、感情移入をしてしまい1人で号泣してしまいました。翌日、メークさんに目が腫れていると言われてしまったくらいです。いろんな人生があるのだなと思いながら、なつと同じように幸せを感じながら日々演じています。感動だけでなく、笑えるポップなシーンもたくさんあるので、皆さん楽しみにしてください」と見どころをアピールした。

同作は、戦争で両親を亡くしたなつが、父の戦友の柴田剛男(藤木)に引き取られて北海道・十勝に移り住み、成長後は開拓者精神で草創期のアニメーション業界に飛び込むストーリー。連続テレビ小説100作目となる作品で、脚本は大河ドラマ「風林火山」などを手掛けた大森寿美男氏が担当する。

広瀬は「いろんな人に『100作品目だからね』『でもプレッシャーには感じないでね』と言わるのですが、いざ撮影が始まってみると、良くも悪くもプレッシャーをあまり感じていません。まずは、なつとして全力で演じることが、自分が朝ドラの力になれることだと思う」と芝居に集中していることを告白。

剛男の妻・富士子役の松嶋は、1996年放送の連続テレビ小説「ひまわり」ではヒロイン役を演じており、「私の時はセリフを覚えることに精いっぱいで、全く寝られない毎日でした」とヒロインの大変さを打ち明け、「だから広瀬さんに『大丈夫?』と声を掛けているのですが、『意外と大丈夫です~』と言われました。安定感が半端なく、セリフ覚えもよく頼もしい限りです。あまりアドバイスをするようなことがないんです」と広瀬の堂々としたヒロインぶりを絶賛していた。

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