Snow Manが背負う大看板「滝沢歌舞伎」、ZEROからのスタートを追う!!

昨年10月にスタートしたフジテレビの連続ドキュメンタリー「RIDE ON TIME」(金曜深夜1:25、関東ローカル)は、エンターテインメントの世界に生きる人々に長期密着取材し、バックステージのリアルを追求してきた。3月8日からの最後の特集「滝沢歌舞伎ZERO ~Snow Man、飛躍の大舞台へ」では、「滝沢歌舞伎」の大看板を継承しようと奮闘するSnow Manに密着する。

「滝沢歌舞伎」シリーズは、昨年いっぱいをもって表舞台を退いた滝沢秀明が13年にわたって主演を務め、またこの10年は演出も手掛けてきた和のエンターテインメント。演出に専念する滝沢に代わって主演に大抜てきされたのが、ジャニーズJr.のユニットSnow Manだ。デビュー前でありながらアリーナを満員にするほどの人気を誇る彼らは、この8年は「滝沢歌舞伎」で滝沢の脇を固め、その卓越した身体能力と豊かな個性を武器に観客を魅了してきた。この度、公演名も「滝沢歌舞伎ZERO」と名付けられ、主演も演目も一新、まさに「ZERO」からのスタートを切った。

取材チームは、「滝沢歌舞伎」という大看板を背負うことになったSnow Manに密着、準備・稽古の段階から京都南座で迎えた2月3日の初日までを追う。メンバーの佐久間大介は「“知られない”を乗り越えたい。この作品を知ってもらって、Snow Manを知ってもらいたい」と人生最大のチャンスにめぐり会えた意欲を語る。今年1月には、緊張に包まれる空気の中で迎えた制作発表で、マスコミのフラッシュの中ではガッツポーズを決めたものの、控室では緊張が解けて一気に力が抜けていくメンバーの姿があった。

また、演出の滝沢のもと、Snow Manのメンバーは座長として演出にも参加。衣装スタッフとの打ち合わせで𠮟咤(しった)激励を受けた宮舘涼太は「まだまだ全然学べていなかった。俺たちって、今まで(滝沢くんの)後ろに隠れていただけなのか。前で引っ張っていく力がまだまだ全然足りていなかった」と舞台制作の厳しさを改めて認識する。そんな途方に暮れるほどのプレッシャー、改めて知る舞台の厳しさの中にあっても岩本照は、「貪欲じゃ足りない。貪欲っていう言葉の、もう2、3個上があったら、その言葉を使いたい。滝沢くんですら想像もしなかったくらいの世界に行く」と折れない気持ちを語る。

© 株式会社東京ニュース通信社