スペースX「クルー・ドラゴン」ISS分離と大西洋着水に成功 有人宇宙飛行に一歩前進

米スペースXの有人宇宙船「クルー・ドラゴン」国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、大気圏への再突入と大西洋への着水に成功しました。

クルー・ドラゴンはNASAとの契約の元、ISSへの宇宙飛行士の輸送に利用される最大7人乗りの宇宙船です。また、ボーイングも有人宇宙船「CST-100 スターライナー」を開発しています。

今回のテスト打ち上げ「デモ1」では、船内にダミー人形とゼロGインジケーター(ぬいぐるみ)、そしてISSへの荷物を搭載して打ち上げられました。また、帰還の際にもISSから約150kgの荷物が積載されています。

クルー・ドラゴンは6月に緊急脱出装置のテストを実施します。そして7月には、宇宙飛行士が乗り込んだ有人テスト飛行「デモ2」を実施するのです。そして、実際の宇宙飛行士の輸送ミッションはその後に予定されています。

Image Credit: NASA
■SpaceX Crew Dragon Splashes Down in Atlantic to Cap Historic Test Flight
https://www.space.com/spacex-crew-dragon-returns-to-earth.html
文/塚本直樹

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