【エギング上達の秘訣】チューニングで差をつける!エギの飛距離を上げる方法とは エギングでの釣果を上げるために重要な要素の一つでもある飛距離。エギをできるだけ遠くに飛ばすことにより、よりプレッシャーがかかっていないイカにエギを気づかせることができます。今回は、飛距離を上げるための基本的な方法から玄人が使うチューニング方法までご紹介していきます。

飛距離はエギングにおいて重要?

エギングにおいて飛距離は、釣果をアップさせるために重要な要素の一つです。

飛距離が伸びることによって、他のアングラーが届かないポイントにひそむイカにアプローチしていくことが出来ます。

本記事ではエギングにおいて飛距離を伸ばすための基本、そしてエギ選びからチューニング方法までご紹介します。

【基本編】エギングの飛距離を伸ばす方法

エギの飛距離を伸ばす際は、以下のような方法を用いるのが基本です。

しかしながら、飛距離を伸ばすためには、それに伴いデメリットが生じることも……。

まずは、どのような方法があるのか、メリットデメリットはどのようになるのか見ていきましょう。

ラインを細くする

ラインは太くなればなるほど、ガイドに干渉する抵抗やラインが風の抵抗が増えてしまい、飛距離が落ちてしまいます。

飛距離を伸ばす時は、できる限り細いラインを使用するようにしましょう。

一方でラインを細くすると、強度が落ちてしまい、ラインブレイクにつながりやすくなりますので、注意が必要です。

ロッドを長くする

ロッドは長いほうが高い弾道で放つことができ、よりエギに飛ぶための力を与えることが出来るので飛距離が伸ばしやすいです。

しかし、自分が振り切れる範囲でないと飛距離はかえって落ちてしまいやすくなります。

また、しゃくりを長時間行うこと負担も、ロッドが長くなると大きくなってきますので、ロッドの扱いやすさとの塩梅をみて、ロッドの長さを決めるようにしてみてください。

エギを重くする

エギは重いほうがロッドの反発力を活かしやすくなり、風の抵抗を受けにくくなったりするので飛距離は伸ばしやすくなります。

飛距離を伸ばしたい際にはシャロータイプよりもディープタイプのような重さがあるエギがおすすめです。

ただしエギは重くなればフォールスピードが速くなりますので、イカが追いつき切れないことも。状況によって使い分けましょう。

キャストを変える

飛距離を伸ばしたい際にはキャストを変えてみるのもおすすめ。飛距離を伸ばしやすいおすすめのキャスト方法は「ペンデュラムキャスト」。

ペンデュラムキャストとは、タラシを長く取り、エギを振り子の要領で振り、その反動を使って遠心力を利用して投げる方法のことです。

特にペンデュラムキャストは、投げる際に周りにエギをぶつけたり引っ掛けたりするようなものが無いか、細心の注意を払って行うようにしてください。

エギを濡らす

ファーストキャストのみの話ではありますが、布が巻いてある構造のエギでは、濡らすことで自重が重くなります。それにより、飛距離を伸ばすことができます。

フレッシュなイカが追ってきてヒットする可能性が高いファーストキャストなので、キャスト前に一旦エギを濡らしてからキャストしてみてください。

【応用編】エギングの飛距離を伸ばすコツ

エギングにおいて、飛距離が出しにくい要因はエギというルアーの特性も影響しています。

飛行姿勢を安定させることが難しい上に、空気抵抗の大きいボディーを使うためです。

以下では、そんなエギでも飛距離を出すことができる機能を備えたエギの選び方や、エギの特性を生かした飛距離を出すためのチューニング方法をご紹介します。

飛距離が出る重心移動付きのエギを選ぶ

飛距離を出すためには、『デュエル EZ-Q® マグキャスト®』などの重心移動システム搭載のエギを使う方法などがあります。

重心移動システムを搭載したエギは、キャスト時に重心が後方に移動して飛行姿勢を整えてくれるので飛距離が出やすい仕組みとなっています。

普段使っているエギがノーマルタイプであれば、一番手軽に飛距離を伸ばせるので、ぜひ重心移動システム搭載のエギを使ってみてください。

手持ちのエギを『ロケッティアチューニング』する

ロケッティアチューニングとは、飛距離が出せることで人気の『ロケッティア』の飛距離を伸ばす仕組みを、ほかのエギでも再現できるチューニング方法です。

▼ ロケッティアチューニングの仕組み

ロケッティアチューニングは、あらかじめラインに『しもり玉』を通しておき、エギにラインを沿わせてからカンナ部分のピンにしもり玉をセットし、キャストする方法です。

そうすることでエギの向きが通常とは逆となり、重り部分が先に飛んで飛行姿勢が安定し飛距離が伸ばせる仕組みとなっています。

ピンにセットされたしもり玉は着水の衝撃で外れるので、着水後は普段のエギと変わりなく使っていくことができます。

▼ ロケッティアチューニングの作り方

ロケッティアチューニングでは、しもり玉をセットするためのピンが必要です。

このピンは、カンナ部分の一部を曲げて作る、もしくは、ピアノ線をカンナに固定することで作ることができます。

カンナを曲げる方法

ピンは真っ直ぐになるようにして、7ミリ程度残してカットしておくのがおすすめ。ただしカンナが曲がらない素材となっている場合はこの方法では出来ないので次項の方法を試してみてください。

ピアノ線を使う方法

ピアノ線はハンダやエポキシを用いてエギに固定します。ピンはカンナを曲げる方法の時と同じく、背中側に来るようにして、長さを7ミリ程度にしておくのがおすすめです。

ロケッティアチューニングに必要なもの

ロケッティアチューニングにはしもり玉が必ず必要です。エギやしもり玉に関しては、どのような種類でも使うことができるでしょう。

飛距離を伸ばして周りに差をつけろ!

飛距離を伸ばす基本を見直したり、ひと手間加えたチューニングを行うことで、エギの飛距離は簡単に伸ばすことができます。

今までより遠くのポイントに居るイカにアプローチできれば、釣果を伸ばせることでしょう。本記事でご紹介した内容をぜひ実践してみてください。

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