“中国のマラドーナ”とは誰だ!? エスパニョールで暴れるアタッカー

エスパニョールのウー・レイ photo/Getty Images

リーガ・エスパニョーラのエスパニョールは8日にアスレティック・ビルバオと対戦し、1-1で引き分けた。このゲームでエスパニョールFWファクンド・フェレイラのゴールをアシストしたのは、中国からやってきた27歳のMFウー・レイだ。

今冬にエスパニョールへ加入した中国代表MFウー・レイとは何者なのか。英『TalkSport』もさっそく特集しているが、ウー・レイは中国の強豪クラブである上海上港からやってきた選手だ。中国の国内リーグでは史上最年少となる14歳でデビューを果たし、2010年にA代表デビュー。若い頃から注目を集める才能だった。

特に昨季は国内リーグで爆発し、27得点を記録してリーグ得点王を獲得。得点ランク2位はナイジェリア代表FWオディオン・イガロで21得点となっており、トップ10にアジアの選手は1人もいない。これだけでもウー・レイの凄さが分かるというものだ。ジエゴ・タルデッリ、グラツィアーノ・ペッレ、アレシャンドレ・パトらよりも上で、ウー・レイは国内で確かな結果を残してきた。

エスパニョールに加入してからも、1日のバリャドリード戦で得点を記録。ここまでは1得点3アシストをマークしており、かなり良いスタートだ。同メディアはウー・レイが「中国のマラドーナ」と呼ばれていることも紹介しており、中国サッカー界にとっての希望の星と言える存在だ。中国のマラドーナがリーガの舞台でどこまで通用するのか。3月の末にはバルセロナ戦も控えており、ビッグマッチでのパフォーマンスが楽しみだ。

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