東日本大震災の発生から8年。井上貴博、ホラン千秋らが被災地の“今”を取材

TBSでは3月11日(午後1:55)に、報道特別番組「Nスタスペシャル 震災8年~生死を分ける72時間 巨大地震にあなたは?」を放送する。1万5000人以上が亡くなり、今もなお2500人以上が行方不明となっている、東日本大震災の発生から8年。あの日の教訓は本当に生かされたのか? 同じ悲劇は起きなかったのか? 何が改善され、何がまだ足りていないのか? 番組では多角的な取材により検証していく。震災の発生時刻である午後2:46には、東京の追悼式や各地の黙とうを生中継する。

昨年放送の特別番組に引き続き、今年も注目するのは、震災直後の72時間。これは、救助を待つ人の生存率が大幅に下がってしまうといわれる時間だ。そこで、救助された被災者の判断や行動、救助にあたった人たちの思いや解決すべき課題、そして多くの証言を重ねることで、命を救うために知っておくべきことを明らかにしていく。さらに、南海トラフ巨大地震が今後30年の間に最大80%の確率で起きるとされるなか、昨年発生し北海道全域が停電に見舞われた北海道胆振東部地震にも焦点を当て、地震対策のあるべき姿を考える。

今回、同局の情報・報道番組「Nスタ」(月~金曜午後3:49)の3人のキャスターが、被災地での取材を敢行。井上貴博は、岩手県釜石市で生後間もない乳児を抱えながら3夜にわたって救助を待ち続けた家族を取材する。ホラン千秋は、宮城県南三陸町で押し寄せた津波が海に引いていく“引き波”の脅威に迫り、スタジオで専門家と共に解説する。また、国山ハセンは、宮城県気仙沼市に今年新たにオープンする、震災の記憶を未来に伝える施設を現地から生中継で伝える。

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