きょう10日は、西から雨の範囲が広がり、夜には西日本から東日本の広い範囲で雨となりそうだ。11日にかけては北日本でも天気が崩れ、各地で激しい雨や大雨、暴風、高波などにも警戒が必要となる。
10日(日)は西日本を中心に激しい雷雨のおそれ
10日は九州の西の海上と沖縄付近にある低気圧が、それぞれ発達しながら東北東に進んでいる。このため、九州北部を中心に10日夕方から夜遅くにかけて北よりの風が非常に強く吹き、海上はしける見込み。
また、雨の範囲も西から広がり、関東でも夜には雨となりそうだ。特に、沖縄や西日本には発達した雨雲がかかる予想で、昼頃からは九州や四国を中心に雷を伴った激しい雨が降ったり、落雷や突風のおそれもある。
3.11は東北を中心に大荒れのおそれ
11日になると、低気圧が三陸沖を発達しながら北上する見込み。このため、東北の太平洋側を中心に、昼前から夜遅くにかけては北または西よりの風が非常に強く吹き、海上は大しけとなりそうだ。
また、東北を中心に発達した雨雲も次々と流れ込み、雨の量が多くなるおそれもある。
11日は東日本大震災から8年を迎えるが、暴風による交通障害、高波による船舶や沿岸施設への被害のおそれがあるため、式典などに参加する際は、気象状況に十分注意するよう心掛けたい。
(気象予報士・佐々木聡美)