『FourFourTwo』は、「今シーズンのプレミアリーグで最も成長を見せた10名の選手」という記事を掲載した。
クライマックスに近づいている今季のイングランド・プレミアリーグ。これまで大きな飛躍に成功した10選手とは?
カラム・ウィルソン(ボーンマス/FW)
ウィルソンのパフォーマンスは、現在ボーンマスがヨーロッパリーグ出場権獲得の可能性を残す位置に付けるために大きな助けになった。チェルシーがイグアインが獲れなかった場合のバックアップとして考えていたとも。
26歳のアタッカーはこれまで21試合に出場し10ゴール。プレミアリーグでボーンマスの選手が2桁ゴールを決めたのは歴史上二人目である。
アレックス・イウォビ(アーセナル/MF)
イウォビはウナイ・エメリ新監督の下で進歩した選手の一人だ。スタッツではそれほど違いはないにせよ、全体的なプレーはかなり向上したといえる。
この22歳の選手はまだ大きなポテンシャルがある。まだ不安定な意思決定が目立つが、それも若さから来るものだ。これからも進歩できるチャンスはいくらでもある。
ジョージニオ・ワイナルドゥム(リヴァプール/MF)
夏に大きなお金でやってきたナビ・ケイタやファビーニョよりも、リヴァプールの中盤で毎回称賛されているのはワイナルドゥムである。
攻撃面のスタッツは目立たないが、ユルゲン・クロップ監督のチームを機能させるための重要な鍵になっている。パス数で彼を上回っているのはジェームズ・ミルナーだけだ。成功率も91.7%で、プレミアリーグ全体でも屈指である。
ムサ・シソコ(トッテナム/MF)
トッテナムで不安定な2つのシーズンを過ごした。しかし今季は全てが変わった。ワールドカップ出場を逃した後、プレミアリーグで新たな役割を与えられ、そのレベルを大いに向上させた。
29歳の彼は今、プレミアリーグでのキャリアの中で最高のサッカーをしている。当のスパーズファンこそが最も当惑しているほどにだ。
ヴィクトル・リンデレフ(マンチェスター・ユナイテッド/DF)
プレミアリーグにやってきて注目された多くの選手と同じように、最初はイングランドへの適応に苦しんだ。2017-18シーズンには13試合しかスタメン出場できなかった。
しかしジョゼ・モウリーニョ監督の解任もあって、彼は今季本当に輝き始めた。28試合に出場しており、スールシャール新監督の成功を最終ラインで支えている。
ベン・チルウェル(レスター・シティ/DF)
優秀なディフェンダーとして数年前から評価されていたチルウェル。クリスティアン・フクスから完全にポジションを奪い取り、今季はキャリアで最も多くの出場機会を得ている。
9月にはイングランド代表としてもデビューを飾り、ギャレス・サウスゲイト監督の信頼を勝ち取った。自信を高め、ポジショニングと判断力の向上に取り組んできた。これから何年もの間スリーライオンズのレギュラーを掴んだとしても驚きはない。
アーロン・ワン=ビサカ(クリスタル・パレス/DF)
ワン=ビサカがクリスタル・パレスでデビューしたのはわずか1年前のこと。この若き右サイドバックのパフォーマンスは非常に良かったので、それからすぐにポジションを手にすることになった。
攻撃面では常に相手の脅威となれる選手であり、その年齢を感じさせない成熟度も示している。その一方でタックル数も素晴らしく、プレミアリーグではイドリサ・グエイ(エヴァートン)に次ぐ96回を記録している。
デクラン・ライス(ウェストハム/MF)
アイルランド代表で3試合プレーしながら、イングランド代表への鞍替えを宣言。FIFAにもそれが認められることになり、ピッチ外で大きな話題を集めた。
しかしこの20歳の選手は、ピッチ内でもハイレベルなパスとディフェンスの両面で存在感を示す。今季66回のタックルを記録しており、ウェストハムの最も重要な選手の一人として地位を固めている。これからの成長も期待したい。
ライアン・フレイザー(ボーンマス/MF)
カラム・ウィルソンと同じようにボーンマス躍進の立役者となっているのが小柄なMFライアン・フレイザー。大男に囲まれるとまるで少年のような彼であるが、すでに5ゴール9アシストを記録しており、セットプレーでも常に相手に脅威を与えられる。
現時点でプレミアリーグではアシストランキング2位。エデン・アザールのみが彼を上回っている。またフレイザーは1試合あたり2.3回のキーパスを送っており、これもプレミアリーグ4位という好成績だ。
ソン・フンミン(トッテナム/FW)
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ソンはこの3年間信頼できるアタッカーとして起用されてきたが、今季はその期待以上のものを生み出している。アジア大会とアジアカップで離脱したにもかかわらず11ゴールを決めており、ハリー・ケインやデル・アリの怪我をカバーした。
自信と一貫性がさらに向上したソン・フンミン。昨季から大きく成長しただけでなく、プレミアリーグでも最も脅威的なストライカーの一人になったといえる。