安田純平さんが長崎で講演 「報道ないと民主主義機能しない」

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 2015年から3年以上にわたりシリアで拘束されたジャーナリスト、安田純平さん(44)が10日、長崎県長崎市平野町の市平和会館ホールで講演し、「報道がなければ民主主義が機能しない」と報道の必要性を強調した。

 講演は長崎県島原市出身のジャーナリスト、常岡浩介さん(49)との対談形式で実施。安田さんは映像や資料を基に、長期間にわたり拘束された経験やジャーナリズムの在り方を中心に語った。

 安田さんは、自らに対する「自己責任論」の批判について、「『自己責任だからほっとけ』なら分かるが、『自己責任だから行くべきではない』というのは意味が分からない。言う側も筋が分かっていない」と指摘した。

 ジャーナリストの役割を常岡さんから問われると、「世の中で起きていることを読者に提供し、それに対しての判断材料を提示すること」と述べた。

 講演会は市民運動ネットワーク長崎など3団体が主催。約500人が来場した。

常岡さんと対談しながら語る安田さん(右)=長崎県長崎市、市平和会館ホール