日本での開幕戦に出場する見込み「指名打者はうってつけのポジション」
マリナーズのイチロー外野手はマイナー契約で招待選手としてスプリングトレーニングに参加しているが、3月20、21日のアスレチックスとの開幕戦（東京ドーム）ではメンバー入りする見込みとなっている。日本での2試合は特別にアクティブ・ロースター（ベンチ入り枠）が25人から28人に拡大されるが、マリナーズは一体どんなメンバー構成で臨むのか。MLB公式サイトが予想しており、イチローは「指名打者（DH）」として名前を連ねている。
同サイトは「マリナーズのロースターはこのように構成される」とのタイトルで特集。日本開幕戦でメンバー入りする選手を予想しており、西武からポスティングシステム（入札制度）で移籍した菊池雄星投手も当然、メンバー入りした。外野はミッチ・ハニガー、ドミンゴ・サンタナ、ジェイ・ブルース、ブレーデン・ビショップの4人と予想。ここに名前のないイチローは「DH」の欄に登場する。
「変更点はなんだろうか？ マリナーズはイチローに東京でのシリーズで何打席か立たせることを望んでいる。そして、指名打者はうってつけのポジションかもしれない。と同時に、彼にほんの少し外野を守らせる可能性も確かにあるわけだが」
記事ではこのように指摘。イチローのメジャーキャリア最後の試合になる可能性があるともした上で「ファンたちは張り切ることになる」と言及している。そして、「長期的に見ると、ボーゲルバックとエンカーナシオン、ブルース、その他の選手らを持ちまわす形で、マリナーズはこの指名打者のポジションを更に多く使っていくことになるだろう」と分析。「DH」のイチローが日本開幕戦の後もメンバーに残るには、やはり結果が必要となりそうだ。
オープン戦では1日（日本時間2日）のブルワーズ戦の第1打席でヒットを放ってから、14打席連続無安打となっているイチロー。22打数2安打7三振で打率.091と数字は出ていないが、ここから状態を上げていきたいところだ。（Full-Count編集部）
