和洋中…30店がカレー競う 相模大野駅周辺でフェス

提供されるカレーの一部。左上から時計回りに、ル ラパン ヴェルの「香福豚コンフィのスタンリー風パイ包み ソースヴェルとともに」、焼肉八起の「昼カレー」、あさのやの「相模のカレーinおにぎり」、cafetsumuriの「つむりのまかないカレーパスタ」

 小田急線相模大野駅(相模原市南区)周辺の商店街で15日から24日まで、「相模大野カレーフェスティバル2019」が開かれる。女子大通り商工振興会(河内文雄会長)が中心となって企画した初の試みで、同会と近くの相模大野銀座商店街振興組合などの30店がカレーを提供。この10日間限定で、和洋中などさまざまなジャンルの個性豊かな逸品を味わえる。

 例年、この時期は商店街の大きなイベントがなく、客足も遠のきがちであることから、魅力ある催しをつくろうと企画した。

 カレー好きの河内会長が参考にしたのが、東京・下北沢で毎年10月に開催されているカレーフェスティバル。下北沢に数年間、足を運び続けて店の人に話を聞いてきた。

 「路地の飲食店などではそれまで、ランチでも10人くらいしかお客さんが来ない店があったが、カレーフェスの期間は行列ができるほどの起爆力があった」と河内さん。

 その盛況ぶりに驚くとともに地元での開催も模索。今年1月から周辺の商店に何度も通って声を掛けたところ、30店が賛同してくれたという。

 期間中は、中華料理や、居酒屋、イタリアン、パン店など、いろいろなジャンルの飲食店や食品店がカレーを提供。例えば、キーマカレーの載ったピザ、日本そば店のつけカレーせいろ、和牛カルビと岩手地養どりを使った焼き肉店のカレーなど個性的なカレーが登場する。中華料理店を営む河内さんは麻婆(マーボー)カレー丼を出す。またカレー店では通常メニューにはない工夫を凝らすという。

 3店回ってスタンプを集めると、有名テーマパークのチケットなどが当たるスタンプラリーもある。カレーフェスの問い合わせはメールcurryfes@jyoshidai.com

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