「野球ファンのお祭り」東京野球ブックフェア2019 約500人のファンで賑わう

3月10日に行われた東京野球ブックフェアの様子【写真:広尾晃】

2011年に第1回が行われ今年で9年目に突入

 年に1回の「野球ファンのお祭り」東京野球ブックフェアが、東京都千代田区の御茶ノ水ソラシティプラザで開催され、多くの野球ファンでにぎわった。東京野球ブックフェアは、野球関係の出版社、編集者、ライター、古書店主などによって、2011年に第1回が行われた。新刊書、古書籍、ユニフォームや野球関連グッズなど展示即売をするブースが出店されるが、野球ファンが集まって交流をする機会にもなっている。

今回は、一般のブースが28店、古書店が6店出店された。

○一般出店
 インプレス、うえの野球場、&root,root,root、占い戦略会議、Over EAU Ball、株式会社カンゼン、菊地選手、吉祥寺ポテンヒット、純パの会、ストライク・ゾーン、卓上野球機構、出内テツオ、NO BORDERZ BASEBALL、八川社、長谷川晶一、はやねはやおき、広尾晃、風神雷神や。、双葉社、文工舎、ベースボール居酒屋リリーズ、Ballpark Bar、野球伝説劇、「野球雲」、野球と暮らす、山岡4郎、よもぎ野球商店、リットーミュージック、ワタナベ皮革工芸

○古書店

 アカデミイ書店、アンティークベースボール、古書ビブリオ、古書ますく堂、純パの会、ドンべーブックス、ナックルボーラー

新刊書を買ってサインを求めるファンの姿も

 一般書だけでなく、自費出版の店や、野球をモチーフにしたオリジナルグッズの店もあり、マニアなファンを集めていた。新刊書を出版した長谷川晶一さん、菊池選手さん、スージー鈴木さん(リットーミュージック)などのブースには、新刊書を買ってサインを求めるファンが詰めかけていた。また、広島の出版社文工舎、古書店アカデミイ書店など、東京以外の出店もあった。

 1981年から活動をしているパ・リーグファンの会である「純パの会」は、自費出版の刊行物の店と、野球グッズの店を出店。多くの会員がスタッフとして参加していた。出店とは別に、2つのトークイベントも開催された。

○パ・リーグ歴史探訪第2弾発売記念!球場跡地巡りのすすめ!!

出演:岩河正剛(純パの会・歴史担当/『パ・リーグ歴史探訪』執筆者)田中尚(純パの会・事務局長)ほか

○好きなことで、生きていく?「野球」をテーマにした人生サバイバル術を聞く

ゲスト
小野祥之さん(古書BIBLIO)高橋雅光さん(ベースボール居酒屋『リリーズ神田スタジアム』)中溝康隆さん(プロ野球死亡遊戯)

 会場は、一部屋根がないオープンなスペースで行われたため、天気が心配されたが、午後6時の終了まで降雨はなく、約500人のファンでにぎわった。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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