改憲「議論反対せず」 民主・岡田代表

 維新の党との統一会派結成をめぐり、10日の民主党の両院議員総会で、後藤祐一氏(衆院16区)が、両党の基本的政策案を引き合いに、憲法改正について岡田克也代表の考えをただす一幕があった。

 岡田代表は「安倍政権の間違った憲法理解に基づく改正は絶対避けなければならない」とする一方で「(政権の理解という点が)クリアされれば、改正の議論は反対ではない」とも答えた。安倍政権との姿勢の違いを強調してきた岡田氏だが、議論の必要性自体には理解を示した形だ。

 両党がまとめた基本的政策案には憲法について「地方自治など時代の変化に対応した必要な条文の改正を目指す」と明記された。後藤氏は岡田氏に「『わが党は護憲ではなく改憲を目指す』と代表が明言することで、党の立ち位置を世に示すことになる」と求めた。

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