今年のGWは10連休!その次は夏休み!!さてどこの山に行こう?
これからの季節は、待ちに待ったアウトドアシーズン。最長10連休となるGWをはじめ、夏休みやシルバーウィークと楽しみが目白押しです。長期休暇に恵まれた今年こそ、いつもはできない長距離の縦走や、遠方の山にチャレンジしてみるのはいかがでしょう。
日本アルプスをある程度登ったらならば…海外登山も視野に入れてみよう
初めての海外登山におすすめなのは、ズバリ観光地としても有名な名峰。日本人観光客も多く、言葉の心配も比較的少ないのがその理由です。初心者コースからのトライももちろんOK。ここでは、日本からアクセスしやすい場所から順番に10の山をご紹介します。
山好きなら1度は行きたい!初めての海外登山におすすめの山10選
【韓国】登山口近くに前泊すれば日帰り山行も可能!韓国最高峰・1950mの漢拏山
韓国のハワイ島とも呼ばれる済州島。その中心にそびえる漢拏山(ハルラサン)は、世界自然遺産に登録されている韓国一高い山です(標高1,950m)。日本と時差もなく、登山道はよく整備されているので海外登山初心者にぴったり。もちろん日帰り登山も可能です。
紅葉も美しい漢拏山ですが、ベストシーズンは山がツツジのピンク色に染まる4〜5月。済州島名物のアワビ粥やビーチとセットで楽しみたいですね。
【台湾】混雑しらずの快適登山!ご来光が美しい台湾最高峰3952mの玉山
台湾最高峰の玉山は、初めての海外登山にもおすすめなスポット。標高3,952mと富士山よりも高いものの、よく整備されているため歩きやすく、山小屋の宿泊上限数で入山制限をかけているため混雑もありません。山頂では雲海に浮かぶ日の出に心を奪われてしまうはず。日本からは最短3泊4日でのトライが可能です。下山後は温泉で汗を流し、台湾茶でひとやすみ・・・なんて楽しみ方もできちゃいます。
富士山より高い山が台湾にあった!東アジア最高峰「玉山」の魅力を紹介
国内の3000メートル級の山に登り、富士山にも登ったら、次は海外トレッキングをしてみたい…という方も多いのではないでしょうか。実は台湾...
【中国】高山植物の宝庫!お花好きは絶対行きたい5000m峰・大姑娘山
中国四川省にそびえる4つの高山。4姉妹に例えられるこの4つの山の、長女にあたるのが大姑娘山(標高5,025m)です。フラワートレッキングのスポットとして知名度が高く、エーデルワイスやサクラソウ、ベンケイソウなど、色とりどりの花々が咲き乱れます。
高度は高いものの危険箇所は多くないため、トレッキングの延長で登ることができるのもおすすめポイント。下山後は中国料理を堪能したり、成都周辺のパンダの保護基地を訪れてみるのもいいでしょう。
【パプアニューギニア】熱帯雨林を超えて4509mの岩山のてっぺんへ!ウィルヘルム山
「地球最後の秘境」とも呼ばれるパプアニューギニア。その最高峰ウィルヘルム山(標高4,508m)への登山コースでは、熱帯雨林のジャングルから岩場まで、バラエティに富んだ地形を楽しめます。ハイキングの延長で登ることができるうえ、実は日本からパプアニューギニアまでは直行便もあるため、アクセスしやすいのも魅力です。
下山後は泥の仮面を被ったマッドマンに会いに行ったり、のどかなビーチでのんびりしたり・・・秘境ならではの休日を楽しみましょう。
【ニュージーランド】手つかずの美しい自然を堪能!ミルフォードトラック
ミルフォードサウンドとは、10万年もの歳月を経てつくりあげられた世界遺産のフィヨルド。自然の宝庫ニュージーランドが誇る、雄大で神秘的な場所です。
そこに至るまでのトレッキングコース・ミルフォードトラックは「世界一美しい散歩道」と呼ばれるほど。苔がむす森の中を歩くひとときは、まるで太古の時代にタイムスリップしたかのような至福の時間!最高地の標高は1,154mなので、無理なくチャレンジできます。入山制限されているため、快適な山歩きが楽しめるのも魅力です。
まるで映画の世界!”世界一美しい散歩道”ミルフォードトラックの全貌とは
世界一美しい散歩道と称されるミルフォードトラック。山好きな方なら、一度は耳にした事があるのではないでしょうか?世界中のトレッカーを引き...
【ネパール】いざ世界最高峰の大展望へ!エベレスト街道トレッキング
エベレストのベースキャンプまで続く「エベレスト街道」。トレッキングとしては、標高2,860mのルクラをスタートし、ベースキャンプの手前にあるカラパタール展望台(標高5,643m)まで往復2週間強のスケジュールでのチャレンジが一般的です。カラパタールから臨む神々しいエベレストは、一生脳裏に焼きつく光景になることでしょう。
雄大なエベレストに見守られながら、ネパールの少数民族シェルパ族の村から村を転々としながら歩いていきます。アップダウンは少ないものの、高山病対策は必須です。
【カナダ】3000m峰が連なる世界自然遺産へ!カナディアンロッキー
「スイスを50個ばかり一箇所に集めたよう」と評される世界遺産、カナディアンロッキー。3,000m級の美しく雄大な山々が連なっています。レベルによって数々のトレイルコースがあり、初心者から上級者まで楽しめるのが魅力です。
特に人気なのは、神秘的なエメラルドの輝きを放つ氷河湖、レイク・クルーズ湖畔のハイキング。他にも大迫力のアサバスカ滝やコロンビア大氷原を雪上車で走るアクティビティなど、大自然を体感できるスポットが目白押しです。
【アメリカ】初心者から上級者まで色々な楽しみ方が!ヨセミテ国立公園
「神々が遊ぶ庭園」とも称されるヨセミテ国立公園。3,000m級の山々や世界最大の一枚岩、美しい滝めぐりなど、アメリカの大自然を象徴する圧倒的な絶景であふれています。
ロサンゼルスやサンフランシスコから多くツアーが用意されており、トレッキングコースも初級から上級クラス多種多様です。一番人気は「ミスト・トレイル」という、勢いのある川沿いに歩き大迫力の滝まで行くコース。かなり濡れるので、レインウェアとトレッキングシューズは忘れずに。
【チリ】氷河に削られた山々に、湖、草原、高山植物も!パタゴニア パイネ国立公園
パイネ国立公園最大のハイライトは、氷河が生み出した3本の岩峰が空に突き刺さるトーレス・デル・パイネ。淡いエメラルドグリーンの氷河湖と白い岩肌、空の青さの神秘的なコントラストに心を奪われます。日帰りツアーもありますが、約4泊5日かけて見どころを歩く「W」コースが一番のおすすめ。グアナコやピューマ、アンデスコンドルなど、南米ならではの野生動物や野鳥との出会いも魅力です。
【スイス】逆さマッターホルンは絶景!ツェルマットでハイキング
世界中の登山家の憧れ、マッターホルン。その4,478mの山頂まで行かずとも、麓のツェルマットの村には絶景のハイキングコースが多数あります。逆さマッターホルンを湖面に写すリッフェル湖は、中でも必見スポットです。
迫力ある氷河、高山植物、アルプスの野生動物との出会いや、登山列車、チーズ工房など、山岳国家スイスならではの魅力もたっぷり。7〜8月のシーズン中は日本人のガイドやサービススタッフも増えるため、言葉の心配もありません。
思い立ったら吉日。憧れのあの名峰へ!
いつかはチャレンジしてみたいけど、なかなか踏み切れない海外の名峰。言葉や治安の心配や経済的な問題から、ハードルが高く考えられがちです。けれど、一度体験してしまえば病みつきになってしまうのも海外登山。あの憧れの名峰の、まずは麓から。ゆっくりのんびり歩いてみませんか。