ジネディーヌ・ジダン監督を電撃復帰させたレアル・マドリー。
補強候補のひとりはPSGのフランス代表FWキリアン・エムバペとされているが獲得は至難のはず…。
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ここでは、『sportskeeda』による「エムバペの代わりにレアルが獲得するかもしれないFW」を見てみよう。
クシシュトフ・ピョンテク(ミラン)
今季セリエAにデビューしたポーランドのヒットマン。つい昨年夏までポーランドでプレーしていたことを人々は忘れかけている。
わずかな移籍金でジェノアに加入した彼はトップレベルのフットボールに驚異的に順応。19試合13ゴールと爆発すると、ゴンサロ・イグアインに代わる「新9番」としてミランに引き抜かれることに。
ロッソネーリでもその勢いは全く衰えず、得点を量産し続けている。もしレアルが獲得に動いていれば、ベルナベウでも同じような輝きを放ったかもしれない。
よく走り、よく働きるピョンテクのポストプレー、ひらめき、ポジショニングはワールドクラスに匹敵する。まだ23歳と若くもあり、相当に価値のある獲得になりうるだろう。
ただ、CL出場権獲得が見えているミランとしてはいかなるオファーも拒むはずで、引き抜きには相当な資金が必要になる。
リシャルリソン(エヴァートン)
昨季同様、シーズン序盤の爆発ぶりがやや陰りを見せている。とはいえ、彼はセンターストライカーとしてはまだ発展段階であり、ワイドでの起用も多い。
それでも、レアルのようなチームのストライカーとして大暴れできるポテンシャルは見せつけている。
インテリジェンス、強さ、速さ、俊敏性を兼ね備えており、プレースタイル的に元祖ロナウドを彷彿とさせる点も。ロナウド同様にトリッキーで素早い足さばきによって、DFが反応する前にシュートを打つことができるのだ。
ただ、エヴァートンは獲得のためにかなりの投資をしていることから、高額な取り引きになるはず。
イニャキ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)
ウィンガーとしてデビューしたものの、専門家たちはセンターフォワードのほうがよりいいと指摘していた。
多くのスピードスターたち同様、しばらくはウィングとしてプレーしたイニャキ。エドゥアルド・ベリッソ元監督によってセンターに配置されると、今もそれが続いている。
スピード、知的さ、パワー、スキルとクリスティアーノ・ロナウドと似た特性も多い。正しい指導によって、偉大なるCR7の後を追っているところだ。
まだ発展中ではあるが、ポストプレーを改善するなど確かな成長を見せている。ベンゼマとマリアーノにはスピードが欠けているだけに、その獲得は素晴らしいものになりうるだろう。
ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ)
この数シーズン、レアルは彼をチェックしていると伝えられている。
ひところはヨーロッパで最もホットなストライカーだったヴェルナー。速さと知的さ、決定力を兼備する彼はレアルが必要としているタイプだ。
その動きとスペースを作り出す能力は素晴らしい。電撃的なスピードがあることから、必要とあらばウィングとしてもプレー可能。
レアルではかつてのロナウドのような役割をこなしうる。バイエルンへの移籍については否定されたとはいえ、ライプツィヒが簡単に“宝石”を手放すはずはないだろう。
マウロ・イカルディ(インテル)
インテルでの状況が不透明なままになっているイカルディ。妻ワンダ・ナラとともにイタリアの紙面を賑わし続けているものの、欧州最高のストライカーのひとりでもある。
スマートな動き、決定力、ポストプレーを兼備する彼はインテルの大エースとして驚異的な得点力を見せつけてきた。
近年ではよりストライカーに特化した動きをするようになっている。それはヴィニシウス・ジュニオールやマルコ・アセンシオらにとっては好都合だろう。
移籍先としてはユヴェントスが有力視されているが…。