お湯で煮るだけ簡単レシピを発見
魚料理史上最も手間がかからず、更に激ウマになる「湯煮」という調理法を、みなさんはご存知でしょうか?
その調理方法は、読んで字のごとく“お湯で煮るだけ”なのだとか。
うーん、信じがたい。これは実際にやってみるしかありませんね。
料理人はこの人
今回“食べるまでが釣り”をモットーしたパパアングラー「釣り好き!まっちゃん」が、噂の湯煮に初挑戦します。
生臭さや旨さは魚の鮮度で左右されると思いますが、正直なところ本当にうまいのかは疑心暗鬼。
美味しく無かったらまたまた子供たちを回転寿司に連れていく羽目になりそうなので、美味しくできることを祈りながら調理開始です。
作り方はこちら
ご紹介した通り、お湯で煮るだけの魚料理。
今はおいしくなる未来が想像できませんが、入手のしやすいサンマ・アジ・サバで実践してみたいと思います!
薄く塩を振る
鱗・内臓を取り除き、水分を拭き取ります。
塩を薄くまんべんなく擦り込み、5分程放置します。
水分が出るので再びキッチンペーパーなどで拭き取ってください。
水分を取り除いたら食べやすい大きさにカットしておきましょう。
酒を入れる
水9:酒1の割合で、ひと煮立ちさせましょう。
酒の有機酸が、魚の嫌な生臭さを分解してくれるみたいです。
※お湯だけじゃないじゃん! という声もありそうですが、臭み消しにはあった方が良いということです。
煮る
魚を入れて沸騰しない程度の火加減で5分程加熱しましょう。
途中アクが出てくるので、取り除くと美味しくいただけます。
完成
身に熱が通ったら、たったこれだけで完成です!
今まで色んな料理にチャレンジしてきましたが、最も簡単かつ最速で仕上がりました。
調理上での注意点
湯煮で最も気を付けなければならないのは、“沸騰させない”ことです。
沸騰させてしまうと脂が酸化しやすく、臭みが残り旨味が逃げてしまいます。
また煮崩れの原因にもなりますので、火加減は最重要ですよ。
湯煮のここがポイント!
お湯で煮るだけと超シンプルな調理方法ですが、美味しく仕上げる為に抑えておくポイントや、感じたメリットをご紹介します。
汚れ物が少なくて済む
焼き魚や煮つけ料理を作ると、魚焼きグリルの網などそのあとの洗い物が大変ですよね。
しかし湯煮なら油や調味料を使わず、フライパン一つで調理OK。
時間がない時の時短料理としてもオススメですよ。
誰でも簡単に出来る
魚の下処理さえしっかり出来れば、ほぼ失敗することの無い魚料理と感じました。
付け合わせの野菜なども一緒に煮る事が出来ますので、光熱費の節約にもなりますね。
実食!
塩を振って煮るだけでサッと完成。人生初の「湯煮」をいよいよ実食。
社交辞令一切なし。本音の食レポを、みなさまにお届けします。
まずはそのまま
まずは湯煮の効果を確かめるためそのままの状態で食べてみると……一口食べて衝撃を受けました。
青魚特有の生臭さは無く、脂と身の旨味はしっかりあるのに、サッパリしていてしつこくない。
一見矛盾したような感想ですが、個人的には焼きよりも好きになる味わいかも知れません。
ゴマ醤油をかけてみた
醤油に酢、砂糖、ゴマをブレンドした「ゴマ醤油」をかけて頂きました。
魚の甘味とゴマの風味がこれまた合います。
豆板醬を入れて辛みをつけると、お酒のおつまみに最高です。
ポン酢をかけてみた
さっぱり味わうならポン酢がオススメ。
福岡県のご当地鍋“水炊き”のように、豆腐などの具材が合いますよ。
バジル&バター
子供に一番人気だったのが、魚の上でバターを溶かしバジルで味を整えた洋風アレンジ。
ご飯のおかずにベストマッチし、連続バイトが止まりません!(笑)
子供がたくさん食べてくれるのが一番嬉しいですね。
理想的な魚調理法
疑心暗鬼だった気持ちは何処へ行ったのやら、栄養価を壊さず魚本来の味わいを楽しめる「湯煮」は理想的な調理法ではないでしょうか。
魚種も選ばないので、魚を自宅にお持ち帰りした時は“簡単・早い・旨い”の三拍子が揃った湯煮を是非お試しください!
魚の干物も湯煮で調理できるみたいなので、今度試してみたいと思います。