ホワイティング急逝に伴い、代理のF1レースディレクターが決定。オーストラリアGP無事開催のため、チームはFIAへの協力誓う

 FIAは、F1レースディレクターを務めたチャーリー・ホワイティングが急逝したことを受け、彼が果たしてきた役割を2019年F1オーストラリアGPではオーストラリア・スーパーカー副レースディレクターのマイケル・マシに託すことを発表した。

 1997年からF1レースディレクターとして貢献してきたホワイティングは、メルボルンで14日朝、肺塞栓症のため、66歳で亡くなった。

 シーズン開幕が迫るなか、木曜夜にFIAは、オーストラリアGPの週末にホワイティングの後任を務める人物を発表した。

「FIA国際スポーツ競技規則第11.9.3b条に従って、マイケル・マシ氏を今回のイベントのレースディレクター、セーフティデリゲート、パーマネントスターターとして示すために競技規則を修正する」とFIAの声明には記されている。

 マシは2018年中国GPでFIAスチュワードを務め、先週末に行われたフォーミュラE香港戦ではスチュワード長の役割を担った人物。彼は今週末のオーストラリアGP全体の管理を担当、すべての安全性にかかわる問題について監督し、レギュレーションが定められたとおりに適用されるよう力を注いでいく。

 ハースF1チームの代表ギュンター・シュタイナーは、オーストラリアGPの開催を成功させるため、全チームがFIAに協力し、問題発生を最小限に抑える努力をする必要があると語った。

「重責を担うことになる後任のために、問題をできる限り抑える必要がある」とシュタイナー。

「見過ごされる物がないようにするため、会合を行う。最終的には解決策が見つかるだろう」

「我々は、FIAが今週末取り入れる措置をサポートしていかなければならない」

「彼らが選んだ解決策ができるだけうまくいくようサポートする。今週末の我々の目標は、彼らが助けを必要とするときに協力することだ」

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