ハマスタ増設「4000席」 ウイング席に個室、屋上も

完成したライト側ウイング席=横浜スタジアム

 横浜スタジアムの新スタンドなどが15日、報道陣に公開された。右翼側スタンドに増席された「ウィング席」やバックネット裏の個室観覧席などを新設。試合をより広範囲で観戦できるようになり、装い新たに2019年シーズンを迎える。

 球団と横浜スタジアムが取り組む「コミュニティボールパーク」化構想の一環。右翼新スタンドは、従来の一塁側内野席と右翼席の上方に3500席が新たに設けた。反対の左翼側も来季開幕前に増築予定だ。

 バックネット裏の上段には、約30室計500席ほどのバルコニー付き個室観覧席が設けられた。横浜ベイシェラトンホテル&タワーズの料理も堪能でき、試食したラミレス監督は「おいしい食事を食べながら試合を観戦できる。素晴らしい」と笑顔を浮かべた。

 みなとみらい21(MM21)地区なども見渡せる高さ31メートルの屋上も設置された。活用方法は今後検討するといい、岡村信悟球団社長は「この風景は日本一。試合がある日だけでなく、横浜を訪れた人たちに喜びを感じてもらえる空間を作っていきたい」と語った。

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