平塚市民病院が整備が完了 機能向上、防災強化も

整備事業が完了した平塚市民病院。左の建物が新館、右が本館 =平塚市南原(同病院提供)

 2011年から改築や新築を進めていた平塚市民病院(神奈川県平塚市南原、金井歳雄病院長)の整備事業が今月、完了した。総事業費130億円を投入した大規模事業で、各施設の機能を向上させたほか、防災対応も強化。グランドオープンは16日で、関係者を招き開設50周年の記念式典も開催する。

 同病院は11年10月、オイルタンクなどの移転工事を皮切りに、86億円をかけた新館の建設(14~16年)、本館(旧北棟)の改修工事(16~18年)を行い、18年度は敷地内のバスロータリーや緑地帯の工事を進めてきた。

 整備事業によって、救命救急センターや小児周産期センターなどの各機能を向上させた。病床数は新館、本館合わせて416床で、将来の人口動向を見据えて整備前より90床減らしている。

 式典では、テープカットや記念樹(ソメイヨシノ)の除幕式などが予定されている。

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