【MLB】イチロー、“凱旋”会見で活躍誓う 「大好きな日本」で「どの一瞬も大切に」

来日記者会見を行ったマリナーズ・イチロー【写真:編集部】

7年ぶりの日本開幕戦は「大きなギフト」、OP戦は苦戦も「場所が変わって気持ちは変わる」

 アスレチックスと東京ドームで対戦する3月20、21日の「2019 MGM MLB開幕戦」(東京ドーム)に向けて、“凱旋”したマリナーズのイチロー外野手、菊池雄星投手らが16日、都内で記者会見を行った。イチローは7年ぶりの日本開幕戦へ「どの一瞬も大切にしたい」と宣言。オープン戦では打率.080と結果が出なかったが、日本で結果を残すことを誓った。

 イチローはマイナー契約で招待選手として参加したスプリングトレーニングで苦しんだが、「まずマイナー契約で始まって、この東京ドームのフィールドに立つことは簡単なことではなかったので、このチャンスをいただいたことを大変感謝しています。去年の春からのブランクもありまして、なかなか自分が思うような結果がキャンプでは全く出せなかった」と正直な胸中を吐露。一方で、過去にはオープン戦で打てなくてもシーズンで結果が出たこと、またその逆もあったと振り返り、「場所が変わって大好きな日本でプレーするということで気持ちも全く変わりますし、今の自分が持てる技術、見せたいと思っています」と力強く話した。

 2012年以来7年ぶりとなる日本での開幕戦。再び凱旋する形となったことをイチローは「ギフト」と表現する。

「これは大変大きなギフトなので、僕にとっては。どの一瞬も大切にして、これが終わった1週間後は振り返ることになるわけですから、一瞬一瞬を刻み込みたいと思っています」

 15日に帰国したばかりだが、巨人との2試合のプレシーズンマッチ(17、18日)を終えたら、20日には本番を迎える。「早く時差ボケをなくしてチームメートも観光気分をなくして、みんなで頑張っていきたいと思います」。7年前の開幕戦では4安打を放っているイチロー。その“再現”に期待したいところだ。(Full-Count編集部)

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