14日に行われたヨーロッパリーグ・ベスト16の2ndレグで、クロアチアのディナモ・ザグレブを延長戦の末3-1で撃破したベンフィカ。ベンフィカといえばポルトガルの名門クラブだが、今ベンフィカにプレミアリーグの複数クラブが注目しているのだ。
英『Daily Mirror』は、今回のディナモ・ザグレブ戦に10を超えるプレミアリーグのクラブがスカウトを派遣していたと伝えている。マンチェスターの両クラブ、ウォルバーハンプトン、エヴァートン、ニューカッスル、トッテナム、フラム、レスター・シティなど、ベンフィカが抱える若き実力者たちの虜になっているクラブは多い。
大人気なのは19歳のMFジョアン・フェリックスで、天才と称される攻撃的MFには多くのクラブが関心を示している。EURO2020予選に臨むポルトガル代表メンバーにも選ばれており、今季は国内リーグでも9得点と結果を出している。ステップアップはもうすぐそこだろう。
フェリックスの他にも人気選手はいる。バンジャマン・メンディに負傷が続いているマンC、さらにはレスターが見ているのはベンフィカの左サイドバックを務めるアレハンドロ・グリマルドだ。23歳のグリマルドはバルセロナのカンテラ出身選手の1人で、フェリックスとともに大人気選手の1人だ。
さらにフェリックスと同じくポルトガル代表メンバーに選ばれている21歳のDFルベン・ディアスも人気だ。特にマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しているようで、センターバックのディアスをザグレブ戦の1stレグでも視察していたという。
ベンフィカのユース出身で昨年のUー19欧州選手権ではポルトガル代表の一員として得点王に輝いたFWジョアン・フェリペも人気だ。19歳ながら今回のザグレブ戦にも先発出場しており、トップチームに定着するのも時間の問題だ。
またザグレブの方では20歳の世代別スペイン代表MFダニ・オルモに注目が集まっていたという。今季は6得点8アシストの成績を残しており、このゲームでも先発フル出場している。
ヨーロッパリーグはビッグクラブにとって若き才能をチェックする重要な場となっており、ベスト8に進んだベンフィカにはさらに注目が集まることになるだろう。ベスト8の相手は長谷部誠のいるフランクフルトだが、ベンフィカの若手たちがどこまで躍動するのか楽しみだ。