全国からBMW&ミニのオーナーが集まるプロショップ「RAIKO(ライコウ)」
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琵琶湖湖畔の静かな場所に外観を黒に彩った洒落た社屋がある。看板に掲げているのはBMW&ミニのエンブレムとRAIKOのロゴ。その中のピットは綺麗に整頓されており、通常のカーショップなら設置されているリフトはなく、ホイール&タイヤやパーツ類も展示されていない。
どう見てもカーショップ&整備工場という雰囲気じゃない。しかし、ここには滋賀県内からだけでなく全国からBMW&ミニのユーザーが訪れてくる。
RAIKO(ライコウ)は知る人ぞ知る、BMW&ミニをメインにコーディング施工&純正オプションパーツの取り付けを行っているプロショップだ。
車のコンピュータを書き換え、車両の設定を変える「コーディング」とは
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「コーディングって何?」っていう人もいると思うので、まずはコーディングの事を説明しておこう。
最近のクルマの電気系パーツは、全てコンピュータが制御している。そしてBMW&ミニなどの輸入車はコンピュータの設定で本国仕様の機能を封印して日本仕様にセッティングされているのだ。
そこで出番となるのが、コンピュータの設定を書き換えることで本来備わっている機能を呼び起こし、変更する作業がコーティングだ。
例えば、デイライトではなくスモールとして点灯する日本仕様のBMW&ミニであっても、コーディングによって本国仕様と同じようにデイライトとして点灯させることが可能。
またLCI(マイナーチェンジ)で仕様変更した場合、前期に後期のパーツを装着してコーディングすれば問題なく作動して後期仕様にカスタマイズできるのだ。このコーディングはパソコン+専用ソフトで純正コンピュータにアクセスして設定を書き換えている。
ただし、パソコン+専用ソフトがあれば誰でもできるもんじゃない。各年式のBMW&ミニに精通したコーディングの知識が要求されてくる。6年前のオープン以降、コーディングのノウハウを蓄積してきたライコウでは、純正コンピュータに不具合が起きないようにしっかりと電源管理を行って完璧なコーディングを施工している。
コーディングによってライコウではどんなことを行っているのか次回で詳しく解説しよう。
新車時に取り付けを諦めた純正オプションパーツも、RAIKOなら後付け可能!
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そしてライコウのもうひとつの作業メニューが純正オプションパーツの取り付け。
海外で生産されているBMW&ミニが日本のディーラーで購入してすぐに納車されるのは、売れ筋のグレード/オプション装着車を先にメーカーに発注して日本国内に在庫しているから。
在庫車の中に欲しいボディカラーやオプション装着車がなければ新たにメーカーに発注することになるため、納車は大幅に遅れてしまうことになる。
したがってユーザーはオプションパーツを諦めてディーラーにある在庫車を購入する場合が多いのだ。また中古車で購入した際、欲しかったオプションパーツが付いていないこともある。
クーパーSの雰囲気を壊さずボリュームアップできるライコウのオリジナルエアロ
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そこで、「やっぱり、あのオプションパーツが欲しい」っていうユーザーの要望に応えるためにライコウでは本国メーカー/国内ディーラーから純正オプションパーツを取り寄せて後付けでありながらもコーディングの技術力を生かして取り付けを行っている。
純正オプションパーツの中でもアクティブクルーズコントロールは前走車との適切な車間距離を維持しながら追従走行する先進的な機能。このような高度なシステムであっても純正装着車と同じようにインストールすることが可能だ。
この2つの作業メニュー以外にライコウではF55/F56/F57クーパーS用のオリジナルエアロパーツを販売している。ライコウがデモカーのクーパーSにクーパー用純正Fスポイラーを加工して装着したところ、ユーザーからの評判が良かった。
そこで純正Fスポイラーのディテールを生かして新たに製作したのがこのオリジナルエアロパーツとなる。まるで元から設定があったかのような自然な仕上がりで、このエアロパーツを求めて問い合わせをしてくるユーザーも少なくないとのことだ。
■Fリップスポイラー 5万5000円(ABS製)
■Rディフューザー 4万5000円(FRP製) 5万8000円(カーボン製)
■ルーフスポイラー 2万9000円(FRP製) 4万2000円(カーボン製)