ドジャース・カーショウ 9年連続の開幕投手をまだ諦めず

日本時間3月18日にブルペンで38球を投じたクレイトン・カーショウ(ドジャース)だが、左肩炎症の影響により調整が遅れており、9年連続の開幕投手を務めるのは難しくなってきた。しかし、今後の調整が順調に進めば、日本時間3月29日のダイヤモンドバックスとの開幕戦で開幕投手として1~2イニングを投げる可能性があるようだ。カーショウ自身も、まだ開幕投手の望みを捨てていない。

カーショウはブルペンでの投球練習のなかで、すべての球種を投じた。このままコンディションに問題がなければ、2日間の休養を設けたあとに打撃練習で登板する予定であることをデーブ・ロバーツ監督は明らかにしている。さらに、その2日後には再びブルペンでの投球練習を行う可能性があるようだ。

カーショウは「(開幕に間に合うことが)僕の望みだよ。他の人は違う意見を持っているかもしれないけれどね。コンディション次第になると思うけれど、今のところは順調だよ」と語っており、あくまでも9年連続の開幕投手に照準を合わせて調整を進めている。ただし、9年連続となる開幕投手への意欲を見せつつも、故障のリスクを冒すことは避けたい意向も示しており、カーショウが開幕戦で登板するかどうかは今後の調整の進捗状況次第ということになりそうだ。

ロバーツも「クレイトン(・カーショウ)は良い状態だと思う」とカーショウの調整が順調であることを認めており、カーショウが開幕投手を務める可能性を排除していない。なお、カーショウが開幕に間に合わない場合は、カーショウと同じ左腕のリッチ・ヒルが開幕投手を務めることになると見られている。

昨季台頭したウォーカー・ビューラーもカーショウ同様に調整が遅れているが、こちらは日本時間3月20日のオープン戦で初登板し、3イニングを投げる予定。また、ロバーツは自軍の先発投手の層の厚さに自信を示しており、カーショウやビューラーが開幕に間に合わなかったとしても、ヒル、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、前田健太のほか、ロス・ストリップリング、フリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンらも控えており、先発投手不足に陥ることはなさそうだ。

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