遊ぶ企画はお兄ちゃんお姉ちゃん 川崎で児童とイベント

玉入れを楽しむ子どもたち=川崎市中原区の市とどろきアリーナ

 川崎市内の高校生と大学生らが企画・運営を手掛けた子ども向けイベント「第24回市青少年フェスティバル」が17日、市とどろきアリーナ(中原区)で開かれた。親子連れや児童ら約6千人が訪れ、割り箸と輪ゴムを使った鉄砲づくりや、チームで競う玉入れ大会などを楽しんだ。

 異なる遊びが体験できるブースが会場いっぱいに並べられ、子どもたちの笑い声がアリーナに響き渡った。玉入れ大会に参加した新井瑠菜さん(10)は「いろんなコーナーがあって楽しかったし、お姉さん、お兄さんも優しくしてくれた」とにっこり。地域のダンスチームが発表する機会も設けられ、チアリーディングを披露した河口みなみさん(10)は「いろんな人に見てもらえてうれしかった」と笑った。

 公募で集まった高校・大学生の42人が昨年夏から月に1度集まり、企画を練り上げた。実行委員長を務めた久我翔さん(20)=田園調布学園大2年=は「正直、当日まで人が来てくれないんじゃないかと怖かった。子どもたちの楽しそうな姿を見られてうれしかった」と充実感を漂わせた。

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