絶好調の大分FW藤本、彼のシンデレラストーリーが熱い

4戦5発、大分FW藤本の勢いが止まらない。第4節の横浜F.マリノスとの対戦で魅せた見事なゴールは、ベストゴールにも選出された。そんな話題の彼だが、そのキャリアを紐解いてみると、J1という舞台にたどり着くまでにはかなりの「苦労」があったようだ。

2016年レスター奇跡の主人公となったレスターFWジェイミー・ヴァーディー

16歳の頃に下部組織を追われ、その後は7部8部相当をさまようクラブでプレーをしていた彼は後にイングランド代表にまで上り詰めた。そんな彼のことを「奇跡のシンデレラボーイ」と呼ぶ人は多い。

そしてここ日本にもそんなシンデレラストーリーを持ち話題になっている選手がいる。

6年ぶりにJ1に復帰した大分トリニータ。

4戦で3勝1敗と好調を維持するチームで主役となっているのが4試合で5得点を挙げ、エースストライカーの地位を確立している藤本憲明だ。

そんな彼のキャリアを紐解いてみると、決してそれは順風満帆なものではなかったことが分かる。

J1、J2、J3、JFL各カテゴリーでゴールを決めた藤本、開幕戦男としても知られている彼だが、

すでにSNS上では「藤本は日本のヴァーディ-だ!」などと称える声が多数存在。

大学卒業後のプロオファーなし、仕事をしながらの選手活動、チームの活動休止とかなりの苦労を強いて、29歳、ついにたどり着いたJ1の舞台

大分躍進にはこの男の好調が必要不可欠だ。

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